劇場公開日 2020年12月25日

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「年末年始にぴったりの作品(12/27追記)」映画 えんとつ町のプペル 彬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0年末年始にぴったりの作品(12/27追記)

2020年12月25日
iPhoneアプリから投稿

原作未読。

ジェットコースターのような演出、ミュージカルのような演出、華やかな映像に目を奪われました。

シナリオはきっちりとした構成、きれいにまとめている、という印象。

構成がきっちりしているので、そこに当て込むためにキャラクターの行動がやや力技に感じられるところもありましたが、芦田愛菜さん始めキャストの方々が説得力のある演技で魅せてくれるのでさして気になりませんでした。

作り手の「これが言いたいのだ」という強いメッセージを感じる作品。それが合わない人ももしかしたらいるかもしれませんが、観て損はないかと思います。

老若男女楽しめる、年末年始にぴったりの美しい作品です。

追記
ネットで拝見したのですが、「自分の殻を破るため(?)」に、劇場で拍手をしよう、という運動(にまでは至っていないようですが)があるようです。
拍手ができなかった自分に落ち込んでいる方も見かけたのですが、どのような動機で映画を観るかは自由ですが、拍手をしていない=楽しんでいない、変われなかった、ではないですし、その逆も然りかと思いますので、もっとシンプルに作品を楽しめば良いのではないか、と思いました。
また、「面白かった」「つまらなかった」「合わなかった」という感想はあって当然で、特に高評価の作品が合わなかったときに「あれ」となってしまう人もいるかもしれませんが、ネガティブな感想も個性ですから、それもまた大切にしてほしいなと思います。
みんなが面白いと言っているのだから、面白いと言わなければならない、なんてことはまったくないのです。
よい映画ライフを!

彬