「ロマンは最高だぜ☆」映画 えんとつ町のプペル ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
ロマンは最高だぜ☆
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今作を見て改めて西野さんは凄いなと思いました。Studio4℃のアニメーションは「海獣の子供」以来2作目ですが、日本アニメらしくないタッチが見ている自分の心を沸き立たせます。
まずOPのダンスから心掴まれました。そこからの序盤のゲーム的な動き方をするルビッチから既にワクワクでき、プペルと共にゴミ捨て場からの脱出も良く跳ね、よく飛び、良くかわしで見応え抜群でした。
プペルとルビッチの友情を紡ぐ物語としてかなり素晴らしいものだったと思います。凸凹な2人が協力したり、互いを頼ったりと、見ていてホッとするシーンが多く、マスクの下でニヤニヤしていました。星を見にいくために、自らの恐怖をも乗り越えて目的を達成するルビッチに心奪われました。プペルが崩れていく姿はとても寂しかったです。
少し引っかかるのはアントニオのキャラクターがかなりブレていたのが気になりました。さっきまであんなにルビッチやプペルをボコボコにしていたのに、急に協力し始めるので何だかなぁって思いました。
声優陣も本当に凄くて(1人除く)特に窪田正孝さんは本当に上手でした。プペルの感情にどんどん芯が通っていく過程がお見事でした。芦田愛菜さんも心からはき出す声もお見事でした。
ロマンはいつどんな時代でも大切にしていきたいです。
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