「大人こそルビッチと一緒に空を見上げよう!」映画 えんとつ町のプペル momoさんの映画レビュー(感想・評価)
大人こそルビッチと一緒に空を見上げよう!
本編前の予告編はアニメ作品の予告が順に流れて子ども向けの映画を観る時と同じだった。
子ども向けなのだろうか?でも、会場は大人ばかりだ。
もちろん子どもも楽しめるように作ってある。
オープニングのハロウィンダンスはまるでUSJに来たみたいだ。
童心に戻ってウキウキした。
だけど、どんどん観ていくうちにえんとつ町の住人になってしまった私がそこにいた。
この閉塞感はなんだろう。
最近の何でもかんでも諦めてしまい、やる気を失っていく感じ。
煙の中の街は今のコロナ禍の地球と同じだ。
怖がるな!下を向くな!上を見ろ!
その強いメッセージは大人にこそ勇気をくれる。
この世界は大人が引っ張って行かなくちゃ!
ルビッチの父ちゃんも母ちゃんも かっこ いい大人だ。
母ちゃんが車椅子から立ち上がったあたりからは涙が止まらない。
自分をもっと信じよう。
諦めた大人を見て育った冷めた子どもは可哀想だ。
冷めた子どもばかりの世の中にはしたくない。
だから、大人こそルビッチと一緒に上を見ようよ!
声優陣は、窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、藤森慎吾、小池栄子のキャスティングが素晴らしかった。
特に藤森慎吾のスコップは上手いなー。
紙芝居をする父ちゃん役に落語家の志の輔さんを持ってきたあたりもピッタリだ。
帰宅して絵本を再読。
映画と絵本は違う部分もあり、映画には描かれていない部分もあり楽しめました。
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