「【”汚れつちまつた悲しみに・・” ディストピア感、閉塞感溢れる世界の中、上を向こう‼夢を持とう!というメッセージが少し響いた作品。】」映画 えんとつ町のプペル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”汚れつちまつた悲しみに・・” ディストピア感、閉塞感溢れる世界の中、上を向こう‼夢を持とう!というメッセージが少し響いた作品。】
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ー”汚れつちまつた悲しみに・・”ご存じ、中原中也の有名な山羊の歌の一節である。”(”つ”が大文字なのは原文が大文字なのである。)
この詩の解釈には諸説あり、私はこのアニメーション作品を鑑賞中、この詩が度々頭をよぎった。”ダブルミーニング”である・・。
心が汚れてしまっているのであろうか? 私には、今作は、ディストピア感溢れる映像は面白かったのであるが、何故か余り心に響かったのである。
無垢な心を持つ子供達(小学校低学年まで限定で。)は、どう思うのであろうか? -
◆印象的なところ
・表題に書いた王道のメッセージと共に、苛めや不寛容な思想も伺わせる内容である。
・が、今作には後半、大きな希望が待っている。
・それを、鼻で嗤うか、しみじみと現代社会に蔓延る諸問題を、考えるのも良いのではないだろうか?
<お正月、不要不急の外出を控えるムードになっているが、何とか映画館(特に、当方が住む”地方の”映画館。先月も一館閉鎖してしまった・・。)を救えないだろうか・・。
と、今作を観ながら、考えている所であります。
暗雲立ち込める中、多くの人が大変な思いをしている・・。
ルビッチ君、何とかしておくれ!>
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