プライス 戦慄の報酬のレビュー・感想・評価
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「音命」と日本語で彫られたTATTOO
前半は良かった。30年前に母と自分を捨てた父に久しぶりに会うのに、手紙をくれたことも忘れているかのような男。顔も知らなかったけど、多分この男が父親なのだろうと接するミュージシャンのノーバル。虚勢を張ってエルトン・ジョンとも親しくしてるんだ・・・という会話が最高!
突如起こった不幸。不条理な展開、驚愕の事実、巨乳好きのモーテル経営者・・・どこをとっても面白いはずなのに眠くなってしまう内容。そもそも口髭をたくわえるイライジャ・ウッドそのものが可笑しいし、会った途端から女々しいと罵倒する父じゃいな。
海岸近くに建てられた1960年代風UFO屋敷に行ってみたい。隠し部屋もいっぱいあることだし、探検も可能。ジェスロ、ゴードン、ダンディといった男どももどんな暮らしをしてたのだろう。誘拐によって得た金は一体どこへ・・・まぁ、みんな嘘つきっぽかったから(ノーバル含む)、真実はわからなくても面白いけど、本当の父親というのも別の所にいるのかもしれないと、謎ばかりが残る。
展開が読めない…
けど、肩透かし。30年ぶりに自分と母親を捨てた親父から手紙を貰い、会いに行くとめちゃくちゃ怪しい雰囲気。この後の展開に期待するが、その親父が襲ってきたと思ったら発作で死んでしまう。地下室から音がすると思ったら、本物の親父が監禁されていた。どうやら、偽の親父と犯罪仲間で誘拐しては身代金を奪っていた。しかし、親父はその金を横領し、息子であるイライジャ・ウッドと母親に送っていた!?偽の親父の仲間たちが襲ってくるが、一人は殺し、一人は追いかけ、逆襲に合うが(頬に棒を突き刺される。ショッキング)、最後は勝手に車で事故って死ぬ。ラストは本物の親父の所へ戻って親子愛的なものを見せられるが、なんだかなぁ~。。全体的にゆるい感じで考えずに見れる。
デヴィッド・リンチ的な
不条理スリラーを狙ったんだろうな、って心意気はわかるんだけど。
安易なホラー映画に出てくるバカな大学生が飛び切りの有能に思えるほど、イライジャ・ウッドがポンコツだということしか記憶に残らない。
タイトルもよくわからないが
内容もよくわからない。
前半ミステリアスな父親、一体どうなるのやら?と興味をそそられるまではよかったが、、
わりとあっさり退場し、その後のダラダライライジャ、そしてレーズンの目とか不思議な事を言う警官や、優しい目をしてると主人公に問いかける検死官。
何か伏線でもあったのか?と特に意味もなさげ、、
その後はわりとありそうな展開、はっきり言って面白くない。
せっかくだから最後まで見たがイライジャだからなんとなく見たって作品。
チョビヒゲのイライジャウッド
首には音命…ミュージシャンらしいが売れてるのが怪しい雰囲気。
そして、明らかに異常な親父…。
なんで今更、息子を呼びつけた?
30年も経ってから…。
山の中の海の真横に変な家建てて、住んでる酒浸りの親父…明らかにおかしい。
呼びつけておいて、敵意むき出しの親父が、刃物を持ち、興奮してひっくり返ったトコからミステリーの幕開けだ。
夜中にガンガン音がするのはなぜなのか?
イライジャウッドは何でこんなにどんくさいのか?
なんで親父はこんな家建ててんのか?
様々な疑問がフツフツとわき出るのですが、気になった人は観たほうがスッキリすると思います。
レーズンの目
5歳の時に家を出た父親から30年ぶりに連絡を受けた息子が、人里はずれた海辺の一軒家に住む父親を訪ねて巻き起こる話。
殆ど記憶がない父親に呼ばれて折角会いに行ったのに、何だか嫌みでめんどくさくて鬱陶しいクソジジイ。
そうは言いつつも自信もネガティブなものを持ってるし、見透かされちゃったしという中で
何とか時間を共にしていたが、衝突する時が訪れてという展開。
1960年代のUFOだったり、限定20台のスマホの扱いだったりと作風とちょっと合わない演出というか見せ方と思っていたら、中盤以降明らかに狙った笑いどころがチョコチョコ差し込まれて行く。
主人公目線ではやっぱり親父はクソ野郎だし、ホント陰鬱で面倒臭くて嫌~な雰囲気のサスペンスだし、マイケル・ヘーゼルタインなんか知らないけど、スリリングよりも間抜けでダサい感じが強いのに結構マジメに進行して行くところも何故か面白かった。
ジャンルの大渋滞‼
30年間疎遠になっていた父親から急に手紙が届き、会いに行ったものの父の様子がおかしく、果てには意味も分からないまま殺されそうにまでなってしまい…といった物語。
ネタばれ厳禁の映画なので、どうレビューを書いて良いのか迷うところだけれど、見ていくうちに、そもそもこの映画のジャンルって何?いったい何を見せられている!? …と思わされる、色んなものが混ざったまさに怪作!
上述の通り、急に父親に呼び出されて会いに行ったにも関わらず、何故か感じ悪く突っかかってくる父親。呼び出した理由も、感じ悪い理由も何度も聞いてもまったく話してくれない。
そんなしつこいくらいテンポの悪い展開が繰り返され、主人公も我々観客も全く理解ができないまま前半終了。
しかし、隠し部屋(⁉)でアルバムを見つけてからは突如、急展開!!
そこからの展開は一気に超シリアスに!!・・・と思いきや、何でしょう、とりあえずここでは明言は避けるけど、映画の様子がどんどんおかしくなっていくんですよ。
まぁ、今思えば、前半に黒人警察が出てきたあたりでもその片鱗は見え隠れしていたように思うが。。
とにかくそこから先、この映画の見せたいものって何(笑)!?といった状態に。
猟奇的なホラー? 謎に満ちたミステリー? 温かさと哀しさの愛憎劇? あるいは…??
決して内容が複雑でわかりづらいとかという意味ではなくて、本気でやっているのかどうかよくわからない展開が続き・・・
この映画に関しては、とりあえず「騙されたと思って観てみて」と言いたい。
多分多くの人が「本当に騙しやがって!」と言いそうな気がしますが、一部の映画ファンからはカルト的人気が出るんじゃないかと、そんな風に思える作品でした(謎)。
しかし、最後の最後はちょっと泣かせに来るところがなんとも心憎い(笑)!!
とにかく、映画ファンなら是非観てみてほしい、と言いたい。気に入るかどうかはあなた次第! ではありますが(笑)
実際に私は気に入ったか… どっちなんでしょう、それすらわからん(笑)
自分の父親は?
シェークスピアの”ベニスの商人”
The sins of the father are to be laid upon the children.
そしてビヨンセの曲 ”Daddy”
♪There is no one else like my daddy.~ ♬
意味するところは、この物語のキーポイントとなっている....30年ぶりに父に会うって、よほど過去に何かしでかしたのではないかと思わせておいて...主人公のノーバルという人物があまりにもポンコツ過ぎて、イライジャ・ウッドご本人も本当にポンコツに見えてくる。
つまらないかと言えばそうでもないし、面白いかと言えばそれほどでもない。ギミックを使ったゴア表現も出てくるしそれなりにjump-scareスリラーの要素も垣間見ることもできる。
ラストの方でシナリオとしておかしな部分があることはあるので...そこが引っかかる。
I believe the correct term is filicide.
Oh, come here, you little rat fucker!
Come here. Come to Daddy!
カナダの日刊紙の電子版Globe and Mailより「タイトな脚本と興味深い演出の両方を提供し、インディーホラーの最高の作品とB級映画の暴力やゴアを混ぜ合わせることは、観客とノーバルの両方にとってまさに必要なもの...」
イライジャ・ウッドがどのような俳優になるかは知れないけれどもこのダメ、ダメぶりが板につくようでは少しファンとしたら心配した方が賢明か...?
シェイクスピアのベニスの商人...最後の結末は知っていても途中のシナリオを知らないなら、あまり面白くないかもしれない...小説の知らなかった部分が...映画の闇の部分となっている。
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