「利己的ニコラス・ケイジ・炸裂」ザ・ビースト NaakiⅡさんの映画レビュー(感想・評価)
利己的ニコラス・ケイジ・炸裂
映画業界専門ウェブサイト・IndieWireより、インタビュアが次のようにニコラス・ケイジに質問をしている。「あなたは非常に不安定な人を演じる傾向があり、その結果、時々あなたはトップだと思う人がいます。 その特徴についてどう思いますか?」彼の持論としては、それについて、「私はずっと前に、自然主義的な演技を探求するだけではないという決断をしました.... 私は芸術の共時性を信じています。ある芸術形態でできることは、別の芸術形態でできるということです。」ユングもビックリの発言において、彼が、このように明言するからには、いわゆるB級とされる映画、つまり、VODにスルーする映画に出るのかと前回の映画「KILLERS キラーズ 10人の殺し屋たち」の時も感じたけれども、この映画も低予算と分かるのは、製作総指揮の人数に表れている。
本筋として、輸送船内でのアクションもので、ソリッドシチュエイション映画となっていて、あまり怖そうではないケビン・デュランドが一人で警護隊員をいとも簡単にすべてかたずけた後は、ニコラス・ケイジとの一騎打ちになる展開になる。しかし、ケビン・デュランドの見るからに以前の風貌とは違い、かなり痩せているのが気にかかるが、その一方で、軍医として、乗り込んでいるファムケ・ヤンセンという女優さんは、今年で3本目となるけれども、完全に記憶から飛んでしまっている。ニコラス・ケイジとのやり取りもなかなかうまくいってはいたが....
You know what my father would say?
He'd say, "Mr. Walsh, you're worse than an animal.
Not worth saving."
-You got any brothers?
Only child.
-I'm sure you were the perfect son.
I'm positive you weren't.
CGIの何とも言えない曖昧なところは、ホワイト・ジャガーが一つのアイテムとして、しっかりと描かれなければしらけてしまうものだが、その点は、もう少し何とかならなかったのかと思ってしまう。
多分、ほかの人からするともっと低い評価となるかもしれない。