「せめて回想シーンを」フィードバック maruさんの映画レビュー(感想・評価)
せめて回想シーンを
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ワンシチュエーションスリラー(?)なのか、ワンコンセプトスリラーなのか。
「CUBE」のように背景は変わらないながらも、見せ方で鑑賞者を飽きさせない工夫がもっとあってよかった。車内に閉じ込められたり、棺桶に生き埋めされたりの類で、ラジオブース内に閉じ込められているが、大きく見れば「ビルの〇階」に閉じ込められていることになっている。
謝罪のシーンもレイプ被害者がその時の恐怖を訴えるシーンも、鑑賞者に「そのシーンはイメージして自分たちで見てね」といわんばかり。
冒頭の社長室みたいなとこで、おじさん3人が話し合うシーンだけでは、主人公と加害者男の人となりがざっくり紹介でイメージもしにくい。
暴力的なシーンで恨みつらみの感情を表現してるのだろうが、ラジオブースに閉じ込める必然性が感じられない。
女性スタッフとして、2か月前から用意周到にラジオ局に入り込んだわりには、ブース内で血の気の多い男友達が衝動的に加害者男を殺してしまう。用意周到に入り込んでおいて、そのへんはわからなかったのだろうか。とか。
あと、ラジオ放送されてるのかどうかがわかりにくい。
「SNSの反応がある=放送されてる」としているのだろうが、「どの部分がどれだけ放送されてるか」がわからないから、リスナーのシーンもないので「そのシーンはイメージして自分たちで見て」ということなのだろうか。観る側に対するフィードバックが少ない気がする。
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