「そんなアホな?」スパロークリーク 野良犬たちの長い夜 NaakiⅡさんの映画レビュー(感想・評価)
そんなアホな?
クリックして本文を読む
遠くでマシンガンの音、主人公の元警官ギャノンが、警察無線とつけると
.......guns fired.
Multiple officers down. Wiloock Road.
Immediate assistance.
I repeat.
multiple officers down.
Heavy armed gunmen opened fire.... マシンガンの銃声が続く…
片田舎の倉庫に集まった民兵組織の男たち7人。その中の一人がM-16自動小銃と手りゅう弾を倉庫から盗み、警官を数名殺害し倉庫に戻ってきている。ソリッドシチュエーション特有の心理戦映画の幕開けとなる。
意味が分からないところが散見する映画と言えて、何故リーダー格のフォードから犯人捜しの尋問をギャノンが任されたのか? またキーティングの自白を導くために彼自らリボルバーで頭を打ちぬくような身代わり行為を何故したのか?皆目と言っていいほど理解に苦しむ映画と言える。聡明な方なら、一見してわかるかもしれないが.....。
最後はとってつけたようなラストの終わり方で、女性は最後に婦人警官の顔出しがあるくらいで、ほとんど登場しない骨太な映画に見えるが、そんなことは全然感じない、ある意味、監督やシナリオライターの人をだまして喜ぶ姿が目に見えるもので、寡聞な天邪鬼なものとすればこのような評価となってしまい、映画を楽しめないものとなっている。
ただ別の人からすれば、サスペンス色が色濃く出ているので、いつ終わるとなく続く尋問の様子を楽しめるかもしれない。
シナリオは、いうなればラストありきの伏線をつなげた映画と言える。
コメントする