ホーム >
作品情報 >
映画「スパロークリーク 野良犬たちの長い夜」 スパロークリーク 野良犬たちの長い夜
劇場公開日:2020年1月3日
解説
銃乱射事件の犯人をめぐって極右組織の男たちが繰り広げる心理戦を、緻密な脚本とスタイリッシュな映像で描いたクライムスリラー。警察官の葬儀で銃乱射事件が発生した夜、極右民兵組織の倉庫から1丁の自動小銃が消えた。組織の男たちは互いに犯人ではないかと疑い、緊張を高めていく。組織に属する元警官ギャノンは、男たちを1人ずつ呼び出して尋問を開始。極右組織に入ることになったそれぞれの事情や憎しみ、怒り、殺意が、徐々に明らかになっていく。ギャノン役に「オンリー・ザ・ブレイブ」のジェームズ・バッジ・デール。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。
2019年製作/89分/アメリカ
原題:The Standoff at Sparrow Creek
配給:クロックワークス
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2022年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
ミシガンの民兵組織の内輪もめを延々描く犯罪心理描写映画に思えました。一応、実行犯は誰かとサスペンス調に進むので見続けてしまいましたが邦題の野良犬たちの長い夜とは言い得て妙ですね。
民兵(Militia)と言われてもピンときませんが法的に私的交戦権は認められていないにも関わらず銃を持つことは合衆国憲法修正第二条で認められた権利として武装する集団がいることも事実です。アメリカでは自称も含めて576の極端な反政府グループがあるようです。
本作のプロットは2010年のミシガン州で実際にあった警察襲撃事件を基にしているようです、犯行を計画したのはHutaree というミシガン州エイドリアン近郊に拠点を置く、キリスト教愛国者運動のイデオロギーに固執する民兵運動グループでした。ミシガン州では2020年にも州知事の誘拐未遂事件がありFBIによって9人の民兵が逮捕されました。ホイットマー州知事は彼らは民兵でなくただのテロリストと言っています。トランプ氏の台頭が極右勢力を勢いづけたこともあるでしょう。昨年、ミシガンの高校で15歳の少年の銃乱射事件が起きましたが、なんと銃は両親がクリスマスプレゼントに贈ったものだそう、まさに銃社会の病巣の深さが伺い知れます。
劇中でも似たような過去を持つ青年(ロバート・アラマヨ)が出てきましたね。
民兵になった動機の掘り下げなどは日本人の私にはしっくり来ませんでしたが、現実の銃社会の当事者の米国人には関心が高かっただろうことは想像に難くありません・・。
2020年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
無差別発砲テロがあったとの無線を聴いた右翼過激派の、動揺と混乱を描く物語。
とても地味ですが、骨太で、極めて私好みの映画でした。
動揺する過激派メンバー。組織を守る為に犯人捜しの尋問が始まります。
「誰が犯人か?」だけではなく、尋問によりメンバー個々の想いが伝わり、緊迫感を煽ります。
ラストがやや芝居がかったってしまったのは残念でしたが、観て良かったと思える映画でした。
今、アメリカでのテロ脅威の中心は、イスラム過激派ではなく、国内右翼組織なんだそうです。実際、州知事拉致未遂等の報道もありました。とても、タイムリーな映画であったことも高評価の理由です。
ただ、極めて地味なので、評点は4にしようと思います。
2020年12月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
という概念がそもそも日本にいるとピンと来ないんだけど、密室で誰が犯人なのか、この後の展開をワクワクしながら見た。あまりにも真っ暗シーンが多過ぎて分からず、結局弟が犯行をでっち上げ、今後犯罪を起こす恐れがある民兵組織を事前に摘発したと言うこと。兄貴はどーするのだろう。期待していた展開だっただけに肩透かしだった。
2020年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
銃乱射事件が起き、極右の民兵組織のメンバーが倉庫に集まる。
どうもこの中に犯人がいるようだが分からない。
実は潜入捜査官が潜んでおり、犯人らしい男を絞り込んでいくのだが・・・。
タラちゃんの「レザボア・ドッグス」を引き合いに出されるとツライ。