わがままなヴァカンスのレビュー・感想・評価
全12件を表示
フランス旅行の記憶が蘇る映画
映画の中で鳥のさえずりや虫の声に、南仏の空気を思い出した。
渇いた空気と鮮やかな海の色や花の香りなど。
女の子達の話すフランス語の耳障りの良さにうっとりする。
ソフィアは最初清潔感に欠ける印象があったが、彼女の話し方、所作や豊満ですらりとした姿を眺めるうちにすっかり虜になってしまった。なんと言っても見ていて癖になる顔つき。
柔らかな唇やふっくらした頬に魅力的な三白眼はずっと眺めていたくなる。
運命の相手と出会ったわけでもなく、ある夏の期間の出来事を指先でなぞってみたような映画。
裸足の足や海で濡れた髪が絡まるのも気にせず全身で伸びやかに生きる様に人生の意味を考えさせられた。
バカンスの名のとおり!
お昼を食べて、午後3時からお昼のロードショーの様な気持ちで、和やかな気分で観れた!
カンヌの街の美しさと女性の美しさ、そして音楽の3拍子が揃って、バカンス気分を味わえます。映画自体もゆったりと時が流れていくので、寝っ転がりながら観てられます。
ストーリーの中で、夏のバカンスを経て16歳の少女が女性の大人へと変わりゆく時を垣間見らことができる、違いはあれどこういった経験を皆んなしてきて大人になっていくんだなあと思いました。
本当に景色も綺麗なのでカンヌへ行きたくなりました!
南仏いいですね
今はどこにも行けないので、旅行気分になりたくてセレクト。夏の南仏の雰囲気も良かったし、映像も美しかったです。
セレブの底意地の悪さが、ナイーマとソフィアの魅力と純粋さを逆に引き出してましたね。『今を生きろ』という哲学がテーマになってましたが、まさしく自分のやりたいことを生業にした話でした。
若い頃ってこんなもの。
夏のカンヌがとても素敵。
解放感を部屋に居ながら味わえるお得感。それだけでも見る値打ちはあった。
登場する二人の女の子が全くちがうタイプで、≪自分にないものを相手に見出だし引かれる≫的関係で、ちぐはぐながらくっついている、そんなところも楽しめる
ナイマは、こどもっぽくて垢抜けないけれど、ナチュラルで健康的、磨けば上品で素敵な美人になりそう。
ソフィアは、おしゃれでセクシーだけど、品がなく、顔立ちよりもメイクの派手さが目につく。そして繊細で孤独で不安定。
ナイマのように、若いときって、好奇心旺盛で、とんでもない人にフラッと付いていって思いもよらない経験をする羽目になったりするものだ。
そんな経験を経て少しずつ自分らしさを見つけて大人になっていくんだ。
そんなことを思い出させてくれた、なかなか健康的な映画だった。
意外に素朴なストーリーに好感
何気に借りたDVD、
なかなか良かったです。
別作「アデル、ブルーは熱い色」にどこか似て、年頃の女の子二人の物語。
何かと目立つ存在の従姉妹のソフィア(「アデル~」ではレア・セドゥ演じるエマのタイプ) ではなく、この派手なソフィアの影で地味に隠れていたナイーマに大輪の花が咲くという物語。
南欧のフランス語は、北の大都会パリの言葉と違って柔らかいですね。
カンヌで遊ぶセレブリティの映画はいくらでもあるけれど、そこに住む人たちの「労働者階級の目に映った来訪者=ヴァカンス客たちの姿」という視点は、興味深いものでした。
終盤、港で、フィリップに別れを告げるナイーマと彼のやり取りが、子供相手でもフランス流儀の粋な会話なのです―
「いいヴァカンスだったかい?」
ナイーマ「ウイ」
フィリップ「ノン」
ナイーマ「ウイ」
フィリップ「ノン」・・
傷ついたはずのナイーマが「ウイ」と応えて夏が終わる。
私は子供じゃないと意地を張っていたナイーマの、大人への脱皮。
エンディングでの厨房で働くナイーマの横顔の綺麗なこと。
遊び人の ひげのアンドレはともかく、物静かなフィリップはナイーマを忘れないでしょうね。
僕はイタリア・カプリ島では昔数日過ごしたことがあるんです。紺碧の海と陽光。ストローハットに麻のジャケット。GUCCIのサングラスにメッシュの靴。良く日焼けしたヨーロッパ各国からの本物のセレブたちの賑やかさとお洒落ないでたち。そして滞在中にはお世話になった安宿の女将さんや洗濯屋さんの親切を思い出しました。
ああ、海を見たい。
コロナ禍で、カンヌもいまは寂れているんだろうな・・
美しい従姉妹の個人教授
カンヌに住む16歳の少女が主人公、ヴァカンスになり美しく自由奔放な従姉妹(ザイア・デアル)がやってくる。
従姉妹は男たちを翻弄、あこがれる主人公は・・・。
フランス映画らしいエロティックな作品。
欲しいのは刺激と冒険
カンヌで暮らす高校生のネイマがパリから帰省中の従姉妹のソフィアとヴァカンスを過ごす話。
派手でエロいネエちゃんになって帰ってきたソフィアに憧れて行動を共にして行くネイマ。
3000ユーロもするお揃いのカバンを貰って双子だとかもう上機嫌で、大人の世界を覗きみていくストーリー。
ウニ小僧も軽くいなして相手にしないソフィア。
キラキラしていると思っていたけど、やっぱりついて行けない部分もあるし、ドロドロしたものや理解出来ないものをみてお勉強する成長物語ではあるけれど…。
直接張り切ったのはドド君のプレゼントの件とご挨拶ぐらい?
振り返りも結局稼ぎになっちゃうし、なんかイマイチ響いたりスカッとしたりするものもないし、可愛らしさや爽やかさもあまり感じられなかったかな。
全12件を表示