劇場公開日 2020年2月21日

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「守るために払う犠牲」ドント・イット THE END MARさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0守るために払う犠牲

2020年2月22日
PCから投稿

悲しい

怖い

4人の幼馴染が子供時代に遭遇した恐ろしい出来事の記憶と、大人となった今、町で相次ぐ子供の失踪事件の謎を解いていく物語。

序盤から不気味なお面を被った人たちの祝祭シーン等、さっそく不穏な空気。さらに、何かと意味ありげな主人公、あまりうまくいってはいない様子のその妻と息子、鎖につながれた謎の男とそれを支配する老人…等々、ダークファンタジー好きな自分としてはのっけから期待値爆上げの展開に。

また、不気味な謎に対しても好奇心旺盛に探りまわれた子供時代の描写と、大人となった今、何かと陰鬱な雰囲気の描写が交互に描かれ、よくあるパターンではあるかもしれないけど非常に良かった。4人の幼馴染が再会していく様なんかは少し涙がでそうになるほどだったし。

以上の通り、映画前半までは非常に良かったのだが、中盤以降、ダークファンタジー全開の展開になってからは逆にちょっと…。つまらないとかでは全然なくて、ちょっと自分が望んだ展開でなかったという感じ。

なんというか、哀しいんですよね。奥さん、「その人は私たちを助けてくれたのよ!」の一言でも発しましょうよ…。また、いくら息子を守るためとは言え、やっと再会できた弟に…、せめてもっともっと躊躇って。。

あと、90分というのは個人的にベストな長さではあるけれど、本作に関してはあと2~30分長くても良いから最後の方ガッツリやってほしかった。最後の決断、主人公にとってはつらすぎるものだっただろうな。

昨年、未体験ゾーンで鑑賞した「ザ・マミー」という映画が、個人的に2019年のトップ5に食い込もうかという良作だったので、予告編を見た限りでは、子供たちが奮闘するダークファンタジーという共通点を持つ本作にも期待が高まっていた。

結果として、映画前半は本当に「今年も見つけた!」って感じで気に入ったけど、後半との落差が(繰り返しになるが決してつまらないとかではないんだけれど)ちょっと大きかったかなという感想。

MAR