「これまでの作品を観た上で、もう一度トライしたい」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
これまでの作品を観た上で、もう一度トライしたい
原作及びこれまでの作品は未読未鑑賞。
グレタ・ガーウィグ監督の前作『レディ・バード』は鑑賞済みです。
ただ、予習しておくべきは原作の方でした。
どちらかというと、今作は今までの若草物語を観た上で新たな若草物語として観たいという作品。
ストーリーや人物相関が掴めないで入っていったのですが、前日の寝不足もあり、自分にしては珍しく夢の世界と現実の世界を行ったり来たり。
しっかり頭を起こして臨むべき作品なのに、前半はウトウトしながら観てしまったので、断片的な記憶しか残らず残念な結果になってしまいました。
とはいえ、また観に行かないといけないというほど分からないわけでもなかったので、家に帰り、ネタバレあらすじサイトで断片同士をつなげる作業をして何とか記憶を取り戻しました。
そんな状況だったので、ほとんど後半からの感想です。
すみません。
四姉妹はもちろん、男性陣に親や周りの人々。
どのキャラクターもそれぞれ個性的で魅力があります。
女性の幸せって何なのか?
辛い現実にも負けずに、反発し合いながら絆を深め合う姉妹の姿は、誰が観ても感動できるものだったと思います。
また、美しい映像を通して、南北戦争の頃のアメリカの雰囲気が、今を生きる我々にも伝わってきました。
特にニューヨークの街や舞踏会など人が集まる場所でもまるで、タイムスリップしたかのような錯覚に囚われるほどです。
そして豪華な俳優の中でも、個人的にはやはりシアーシャ・ローナンさんが1番輝いて見えました。
レディ・バードの時とは全く違った雰囲気で、目や声が本当に綺麗。
監督と共に今後注目していきたいです。