「人類に希望の光・・」最高の花婿 アンコール odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
人類に希望の光・・
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フランス中部のロワール地方シノンの名家で公証人のヴェルヌイユ一家には4人の娘がおり、こともあろうに次々に外国人と結婚してしまう。
・長女イザベル(弁護士)→イスラム教徒、ムーア人のアセム(弁護士)
・次女オディール(歯科医)→ユダヤ人のデビッド(起業家)
・三女セゴレーヌ(画家)→中国人のチャオ(銀行員)
・末娘ローレ(TV局)→コートジボワール出身の黒人のチャールズ(舞台俳優)
娘の父親としてみれば心中穏やかではないのは察しが付くというもの、その辺のドタバタを描いたのが前作「最高の花婿」、本作は続編なのでぜひ前作から観てください。
続編のもめごとは移住計画、パリに暮らす娘家族はそれぞれに母国への移住を言い出すから、寂しさ募るヴェルヌイユ一夫妻はなんとか引き留めようとてんやわんや、それに加えてチャールズの妹が親に隠して同性愛婚を進めるからまたもや一悶着。
前作で人種問題だけじゃ不十分と言われたのかLGBTまで間口を広げてしまいました。
例によって棘のある本音トークも演出の軽妙さで笑って納得、人類皆家族というベタな理想でありながら希望の光を見事に描いて魅せる製作陣の巧みさには脱帽です。
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