「そんな馬鹿なの連続」名探偵コナン 緋色の弾丸 you takaさんの映画レビュー(感想・評価)
そんな馬鹿なの連続
コナン映画の大半はそんな馬鹿なだが、本作はその集大成と言っても良いぐらい。
直近2、3作くらいは前半でこいつ犯人じゃないか?と分かってしまうことが多かったが、本作では犯人が後半になるまで分からなかった点は良かった。
真空超電導リニアは最高時速1000㎞という設定になっているが、あくまでトンネル内の空気抵抗がない状態での話であってトンネルから出ればこの限りではないはず。
普通に考えれば現在のリニアモーターカーの最高速度である600km/hが関の山ではなかろうかと、後部車両のヘリウムが漏れているので2両くらいはただの重りだろうし、あれだけぶつかっていれば減速しているだろうに600km/h以上を表す黄色で発光しているのがまず不思議だった。
600km/h出ている状態であれだけぶつかったのであればもっと早くにレールから逸れて地面に墜落している気はする。
犯人が橋の上からリニアを見ていた場所から捕まった位置を考えたら、最後に黄色の光になった地点が品川まで15~20kmくらいだろうか。600km/hで走り続けていれば2分ほどで着くだろうが、ぶつかり続けて減速しているだろうから4~5分はあるだろうと推測できるが、あれだけぶつかっていれば止まらないものなのか、あれだけぶつかっても加速し続けているのか?軌道の電流は完全に止めたのなら少なくとも加速はしないのではないのか?疑問はどんどん出てくる。
ブレーキが効かない以上、0km/hには出来ないからスタジアムに突っ込んだという終わりなのかもしれん。
計算した結果、最高時速1000km/hにしないと終着駅にぶつかれないという逆算なのではないかという気がする。
後半ほとんどがこんなことばかり考えており、正直結果云々はどうでもよくなっていた。