「コナン映画では駄作の部類」名探偵コナン 緋色の弾丸 sopladiaさんの映画レビュー(感想・評価)
コナン映画では駄作の部類
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小さい頃はコナンが大好きで、映画はなんやかんやすべて見ている。
もはや毎年の風物詩のように惰性で見ている気もする。
が、そんなおっさんからするとこのままの路線なら劇場まで足を運ぶ必要もないかもしれないと思わせた作品だった。
2018年のゼロの執行人からの流れからなのか、最近のコナン映画はキャラ推しにシフトしたように感じる。
謎解きをそこそこにアクションシーンを入れるのはコナン映画あるあるなのでいいのだが、それにしたって今回は赤井家の話がメインで事件の解決は超距離の狙撃一発。
緻密な計算の上に成り立つ「狙撃」という行為で超理論を持ってこられると流石に興ざめ。
トンネル内が完全な真空だとしたら車体に穴があいたら大惨事だし、減圧程度でも飛行機みたいに外に吸い出されるから危ない上に空気抵抗は減るだけで存在するから弾は当たらないし、そもそも真空でも重力は存在するから弾は落ちるし・・・
あげく列車が脱線してスタジアムに突っ込む大事故を起こした結果コナンは「なんとなく」無事。
ベイカーストリートで工夫して生き残ったのはなんだったのか。
原作や推理モノ好きの人は謎が薄すぎるし、子供やファミリー層には原作読んでいないとわからない情報が多すぎ。誰に向けて作成したのかわからない。
いや、はっきり言えば腐女子の一点突破なのだろうけどそれはコナンじゃなくて相応の作品でやってほしい。瞬間的に儲かるのはわかるけど。
この作品をみて犯人がどんなやつだったか、動機はなんだったのか覚えている人はいるのだろうか。そんな作品でした。
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