「重力と感性の法則が存在しない世界だと考えれば、全ての謎が解決する!一作。」名探偵コナン 緋色の弾丸 yuiさんの映画レビュー(感想・評価)
重力と感性の法則が存在しない世界だと考えれば、全ての謎が解決する!一作。
劇場版としては24作目となるのに、これが初めての映画館での鑑賞となる、コナン初心者による感想です。登場人物として知っているのはコナンと毛利親子、そして少年探偵団の面々程度だったので、「灰原って女の子、一体誰?」というありさま。当然冒頭にかかる真空超伝導並みの「赤井ファミリー」解説も理解できるはずもなく…。という、まさにいきなりリニアに載せられた乗客の気分でした。
次から次へと起こる展開に退屈する余地は全くなく、よくここまでてんこ盛りに要素を詰め込んだなー、と感心するほど。当初は探偵ものとして観ていたので、コナン君の推理場面も、へぇ、なるほど、と観ていたんだけど、事態のエスカレーションぶりが凄まじくて、途中からもはや思考停止。物語の筋としてはなかなかに超絶なんだけど、特に赤井ファミリーの伏線の張り方は原作の展開も絡めた相当に入念なものだったらしく(伝え聞き)、そうか、この作品は24作目を楽しみにしていた、昔からのファンのための映画でもあるのかー、と納得しました。
「真空超伝導リニア」という舞台装置からして4DX向けに作られた作品であることは間違いないけど、乗り物酔いしやすい人はIMAXか通常上映で十分楽しめるかと…。
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