「ラストはもう少しどうにかならなかったのか」名探偵コナン 緋色の弾丸 ミルチルさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストはもう少しどうにかならなかったのか
毎年劇場版コナンをGWに見ています。今年のGWはやっと赤井さんが観れる!!と楽しみにしていたのですが、明日から映画館が休みになるとのことで、滑り込みで観てきました。
劇場版を追うばかりでコナンの作品そのものについて深い知識があるわけではないので、メアリーと秀吉周りの話についていけるか不安でしたが、なんとかなりました。最初にコナンくんが説明してくれます。終盤の秀吉が詰め将棋と称して犯人を追い詰めて行くところはなんでだ秀吉?!次はどうなるんだ?!とほぼキャメルと同じ目線で息を呑んで観ておりました。笑
あと序盤の園子がわざと子供たちにチケット上げようとヒント上げるところも良かったですね。園子は株を落とすことを知らない…
良い部分もまぁ勿論ありました。
しかしとにかくタイトルの感想が一番大きいです。あんなに盛大に脱線させる必要は果たしてあったのでしょうか?JRでかつて発生したあの脱線事故を思い出してしまい、かなり狼狽してしまいました。そのうえ全員無事と…いくらフィクションとはいえ、流石に勘弁して欲しい。世良ちゃんもコナンくんも、かすり傷だよ!じゃないのよ…。そこまでの弾丸の話とか何やらは原理がわからずともまぁフィクションだしな…と流せたのですが、ラストのあの有様は、個人的には見てて決して気分の良いものではなかったですね。。
近年の映画見る限り、単に派手な絵面があれば楽しんでもらえると思っているのでしょうか。確かに爆発!アクション!は観てて楽しいのですが…人気のキャラやアクション(白兵・銃撃問わず)に尺を割きすぎて、名探偵コナンという作品のキモである推理やミステリーの要素が薄れている気がします。何よりあのラストはやはり"無い"です。あのド派手な脱線さえなければもっと楽しめたのに…と思わずにはいられません