「稚拙すぎて笑える」名探偵コナン 緋色の弾丸 ツルツル野球部さんの映画レビュー(感想・評価)
稚拙すぎて笑える
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コナンのネームバリューや赤井秀一の人気にあぐらをかいた、とても残念な作品に思います。
たとえば、赤井秀一の狙撃シーンが現実離れしすぎていて、ここまでくるともはや滑稽なレベルです。
真空空間を走るリニアモーターカー車内の犯人を数100km先から狙撃するのですが、重力の影響や軌道の曲線・起伏、車両外板に弾が当たったときの反力などを完全に無視しています。
コナンの世界では曲がりくねったトンネルに沿って、弾丸も曲がりくねった軌跡を描くのでしょうか(笑)
空気抵抗がないからと言って、直感で捉えても違和感の塊のような内容ですが、もはやネタとして笑うべきなのかも。
子供が喜ぶアニメ作品とはいえ、コナンは理屈に裏打ちされたトリックや推理がウリなだけに、非常に残念です。
この他にも、全体的に爆発シーンやご都合主義的な展開のオンパレード。爆発やオーバーな演出によって、無理に作られた雰囲気だけで感情を揺さぶられる人でない限り、とても残念な気分になると思います。
逆に、稚拙すぎて面白いかもしれませんが。
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