地獄の黙示録 ファイナル・カットのレビュー・感想・評価
全78件中、61~78件目を表示
ジゴモクを映画館で鑑賞できる楽しさ。
学生のころ観た時はもっと内容を理解できたし、感情移入もできた。
社会人になった今のほうが訳が分からなかった。
でも名画を映画館で鑑賞できるのはいいね!
観たことがない人にとっては純粋な戦争映画ではなく、ベトナム戦争について哲学してみよう、という映画になると思う。
IMAXが凄い!
40年ぶりの劇場での再観に、当時を凌駕する程の衝撃
当時、70mm版に拘って日比谷の有楽座で鑑賞し、そのあとでエンディングロールが付いた35mm版でも観ている。
しかし当時は、当時伝わってきていた(マックィーンらの)大スター級の俳優の出演は結局叶わず、知名度的に当時まだ弱い感じの、マーチン・シーンとほぼ無名のクルー達に、脇役クラスだったデュバルという出演陣には、正直少々ガッカリしたものだった。
(その辺りの経緯は、例のドキュメンタリーでも語られている)
今回、数十年ぶりのグランドサンシャインのレーザーIMAXでの鑑賞で、その有楽座で初見した時の記憶が蘇ってきた。
改めて観て、CGの無い当時もすごい迫力に(出演者の件を忘れさせる)度肝を抜かれた感が有ったが、ムシロこの現代に観る事で「有り得ない、戦場の完全再現」が実写である事に当時よりも強いくらいの衝撃を受ける。
恐るべき映画であると思うと同時に、アメリカ人というものの傲慢さ身勝手さに嫌悪感を抱く。
そういう「戦場の目撃者」であるように錯覚を覚えさせるほど、恐るべき映画であるということであろう。
ストーリーを知りたいだけならDVDやBD等のホームメディアで十分だろう。
しかし、この映画の本質を知りたいのなら、劇場での鑑賞は絶対の条件であると確信する。
ただ、今回のバージョンは前の完全版程は長くないが、それでも前半の見せ場が余りに圧倒的すぎることからか、後半にかけてがやや間延びというか、緩慢に感じられるフシはあると思った。
もう一つ、今回の版もエンディング自体は(70mm版と違って)付いているものの、当時の35mm版にあった「カーツ帝国の(爆撃による)徹底破壊」映像がその背景に映し続けられる部分は使われていなかった。
個人的な印象では、シンプルで手堅く(資金を出資したヘラルド映画の意向で)シェイプしてまとめられていた「初公開版」も捨てがたいと思った。
更に細部を徹底して知りたい向きには、むしろ完全版も是非どうぞと言ったところか?
今回の版はその中間をいく感じの、良いとこどりといった趣向のようです。
これが「劇場での初体験」という方にとっては幸せなこととも言えそうです。
何回観ても、やはりロバート・デュバルのキルゴア中佐が良いのだ!
「地獄の黙示録 ファイナル・カット」鑑賞終了。
ヘリコプターのエンジン音
ドアーズの「The End」
そして、密林のドッカーーン!
で、またあの世界へ。
IMAXで観ましたが、思いのほか映像はクリーンになりきらずだが、
音は凄かった!
編集は、特別完全版からプレイメイトの不時着部分をバッサリ切って、フランス人入植者辺りを残した感じかな・・・182分短く感じるほど、やはり傑作なのである。(特別完全版は「長げーなー」と思った記憶が・・・んん?個人的にプレイメイトがいらなかったのか?・・・そんな事は無いとは思うのだが・・・)
初めて観たのが高校生の1980年、特別完全版が2001年、そしてこれ。
大学生のころはヘビロテでビデオを観てた。
主演、マーロン・ブランド??
デジタル・リマスターって凄いのねー👀(しみじみ)
一昨年、『恐怖の報酬』のデジリマ観たときにも思ったけど、これだけの年月を経ている事を全く感じさせない!最新作のような画像で若かりし頃のハリソン・フォードが見られるとか感無量!!IMAXで観てよかったー(*´ω`*)
180分の長丁場映画だったけど途中飽きることもなかったからきっと面白かったんだと思う。でも厳密に言うと、前半部分(ミッション伝達、サーフィンの下り、子犬見っけ)は面白かったが、後半部分(フランス人一家登場、ラスボスの件)については続きが気になって観はするが期待を超える内容では無かったのが正直なところ。
この映画を観てると「戦争=狂気の沙汰」という言葉がピッタリ当てはまる。ウィラード大尉の正気の方がむしろ異常で、他のみんなはデフォルトが狂気。
戦争を経験してないからリアルとは違うのかもしれないけど、でも戦争のような非日常に身を置くと感覚がオカシクなってしまうんだろうなーと予想。
娯楽映画としてのキルゴア中佐は爆笑の連続だったけど、現実であれをやられちゃたまったもんぢゃーない。
狂気(というか共通の感覚)の中で共存している、という意味では『ミッドサマー』と通じる部分があるかも。
ラスボスは満を持して登場した割にはなんだかよーわからんかったけど、180分で終わってくれてよかったwww
そもそも、この映画の主演がマーロン・ブランドっておかしくないですか??^^;
子犬がかわいい
真善美、とは限るまい。
映画は教科書だった
音響や撮影も確かに凄いが、内容も興味深い
音響や撮影は流石アカデミー賞。
特にインパクトを感じたものは以下。
・ヘリコプターの離着陸
・機銃/大砲の射撃
・ナパーム弾一掃
・ベトナム民の踊りのシーン
・シーンに応じて効果的に流れる音楽
ストーリー展開も凄く良くできてる。
アメリカ軍のカーツ大佐が、命令に背き、カンボジアの奥地で自らの王国を築いており、それを暗殺しろとの特殊任務。
危機意識に乏しい部下に護送されながら、主役のウィラード大尉は1人、カーツ大佐の過去を遡る。感慨にふけて、尊敬と同情を示しつつも冷静に分析する。
そして、大佐の領域に潜伏した後もドラマがある。
エリートだった大佐がなぜ狂ったのか?
そもそも狂っているのか?
大尉と大佐は似ている部分もあるのでは?
大尉と大佐が相見えるとき、どうなるのか?
などの興味深い疑問を、主役と一緒に抱えることになる。この疑問が晴れていく様子が、3時間の映画を一瞬で終わらせてくれた。
しかし、この映画を見終わったあと1番に感じたものは、何とも言えない重苦しさだ。
・大佐の言葉に重みがある(うろ覚えだが以下)
「4分の1の数でも、戦闘意識のある精鋭部隊ならば勝利できる」
「理性を伴わない原始的な殺人本能」
「恐怖だ」
・ベトナム民の惨状。惨状とは不釣合いな純粋さ。
・そして、大尉の最後の決断。
大佐に思考を読まれた上での決断を下しているが、理性的だったのか、本能的だったのか?
I like smell of napalm in the morning. じっくり三時間。
「地獄の黙示録」で一番盛り上がるのは、やっぱりキルゴア中佐が出てるシーンではないでしょうか?あんな戦争の真っ只中でも弾当たらないし、戦闘そっちのけでサーフィンの波を気にしていたりとなかなか強烈なキャラクターです。キルゴア中佐がいればそこは安全地帯ってのも説得力がありますよね。ラスボスのカーツ大佐よりよっぽど人気あるのでは?っと思ってしまいます。
そんなこんなで久しぶりに観た「地獄の黙示録」。2回目なので通常版での細かい所まで覚えてなかったのですが、三時間は正直しんどかったです。一番好きなキルゴア中佐は割りと最初の方で出番が終わってしまいますし、後はひたすら闇に向かって行く感じでけっこう観てて疲れるんですよね。通常版でカットされていたフランス人のシーン、会話はなかなか面白かったんですけど、ちょっと間延びしちゃっている印象も否めないです。
今回IMAXで観た戦闘シーンの迫力は圧巻でした。あれってホントに森にナパーム弾落としとるんちゃうん?っと思えるぐらいにリアリティーあります。どうやって撮ったのかとても不思議です。でも、あの当時なんでノリで何発かホントに落としてそうですよね。
このファイナルカットより更に20分長い「特別編集版」もあるようなのですが、個人的には通常版ぐらいがちょうど良かったかなっと思えました。それでもIMAX の大きいスクリーンと良い音響なので、ジゴロク好きの方は今のご時世でも映画館マストですよね!
IMAXの迫力!
ベトコンの村を襲撃し、ナパーム弾で椰子林を焼き払うシーンが、まさに圧巻。現実の戦場に居るような気がして、恐ろしさを覚えた。オープニングやところどころで流れるドアーズ「The End」が凄い迫力で迫って来るのも、音にこだわるIMAXならではであり、全く感無量だった。もちろんワーグナーの「ワルキューレの騎行」もこれから始まる戦闘シーンを否が応でも盛り上げていた。久々に劇場で見たこの作品はCGとは根本的なところでは全く違うものだと分かった。臭いまでありありと嗅いでいる気にさせるのが、現実にあるセットなのだと理解した。映画監督なら、CGなど一切使わずに作品を撮りたい撮りたいと思うのも無理はない。金が湯水の如く使えるならば、是非そうしたいだろう。それだけの意味はあるのだ。
昨今のCGを駆使したものではない生撮影のリアリティーを存分に感じら...
全78件中、61~78件目を表示