「CGじゃないんだぜ」地獄の黙示録 ファイナル・カット 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
CGじゃないんだぜ
オリジナル公開時に劇場で観ているが、当時は多方と同じく返り討ちにあってしまった(中学生にわかるわけない)。
今回、ファイナル・カット版をIMAXで公開ということで、久しぶりに鑑賞。(午前十時の映画祭で「ゴッドファーザー」を観て、マーロン・ブランドに惹かれたから)
今あらためて観ると、圧倒される。
どうやって撮影したんだろう。
ヘリからみる地上で逃げ回る人たちやカーツ王国の現地人たちとか、どうやって演出したんだろう。リハーサルとかどうやって。
コッポラの頭の中には絵が出来上がっていたんだろうか。
実際の戦場のようにバンバン爆発してる中でびくりともせず背筋伸ばして演技しているロバート・デュバルとか。
リテイクなんてできたんだろうか。
CGじゃないんだぜ。
CGじゃないんだぜ。
オリジナル版ではなかったフランス人の入植者の件り、
ドヌーヴのインドシナ観てみようかな。
マーティン・シーンもハリソン・フォードも若いけど、一番驚いたのは若い黒人兵士がローレンス・フィッシュバーンだったこと。
意味のない戦争で、戦う意味もわからないまま送り込まれた若者たち、軍人として優れたカーツ大佐の気持ちが少し理解できるかなと思ったら、たどり着いたカーツ王国は、、。
劇場で、IMAXで観ることができてよかった。
(配信とかで観てる人、もったいないですよ)
サタデーナイトライブで、フィリピンのジャングル奥地で常軌を逸した映画撮影を行い王国を築いている監督コッポラを抹殺に行く俳優、をゲストのマーティン・シーンが自ら演じていたパロディを思い出した。ベルーシが出ていたように思うから再放送だったのかな。