WAVES ウェイブスのレビュー・感想・評価
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妹超いい子
かわいいし。ルーカスヘッジスも安定のボンクラいい子感で、このカップルを際立たせるための前半タイラーのクソエピソードだったのねと、溜飲が下がりました。にしてもタイラークソすぎたし、長かったし、後半の夫婦喧嘩で勝手にタイラーが刑務所で自殺したと思ってたので、まだ生きてたんかい!とムカついたけど、憎しみからは何もうまれないからねと反省しましたよ。にしてもさ、最後まで彼女のこと好きな演出するの気分悪かったです。タイラーは美人の彼女をトロフィーワイフ的に連れてただけでしょ。若さゆえ云々と言うには18歳は大人過ぎます。
あと色使いうまかでしょーと言わんばかりのあれジャマね。心境を表現してるとか言いやがったら笑止。90年代じゃないんだから。
全編埋め尽くすPop Musicにのれない
家族の物語
細波と荒波
レスリングに打ち込む高校生、タイラーとある出来事によって辛い状況に置かれる妹のエミリーを中心に描く家族の物語。
もうちょっとホンワカした作品なのかと思っていたので、あの夜の展開には驚き。
その日の出来事は極端だが、そこを除けば、まだ10代の男の子であるタイラーの気持ちや態度は、共感できると言うか、全てを否定できる人は居ないのではないかな。。
勿論絶対ダメなとこもあったけど。
そして妹のエミリー。健気で優しい良いコすぎる。それを支えたルークもグッド。
その他、家族を想いながらも結局は不器用な方向に行ってしまう父親と奥さん。
根は良い人なだけにとても歯痒い。
家族の難しさを描くと共に、壊れた家族を取り戻せるのも、また家族なんだなぁと。
また、しがらみを無視して大切に想ってくれる人が1人でもいれば幸せになれるのかと、柄にもなくそんなことを感じさせられた作品だった。
まんまと
映画館に来て、やっちまった!じかんかえしてw!と思ったのは久しぶり、いやあまり記憶にありません。
でも結局は自己責任なんだよなぁ。美しい色彩のポスター、添えられたコピーに安易に何かを求めに行ったのだから…。
内省的なリリックもトラックもあるのでしょうが、タイラーの心にフィットしたのはゴリゴリのラップミュージック。登場人物も作品自体も、ステレオタイプに何重にも包囲されているようで息苦しかった…わざとでしょうか。
とはいえ、帰宅してから本作についてあれこれ思いを巡らせるのは意外に楽しかった。
エミリーは兄を止められたのは自分しかいなかった、だから引き金をひいたのは自分だと重責に苦しむ。
でも実は、アレックスの命を奪うカウントダウンを始めたのはクリニックの前で抗議していた人たちではないだろうか。
彼女らが言葉と態度を選び、若い2人の心に響くような問いかけをしていたなら…。などと考えてしまいます。最も血を求めていたのは誰?いやまさか。
それにしてもタイラーは自分とは違う意見に2秒と耳を傾けられない。また、心のうちを自分自身にすら説明できない。
言葉がからまるとすぐ諦めてゴミ箱に投げ捨ててしまう。ピアノで遊ぶ心を持った彼なのに…。
人の話は最後までよく聞きましょう。自分の考えが伝わるように根気よく話しましょう。
何だかクラス目標のようなものが心に残った。大切なことには違いないですが。
鑑賞後いろいろ思いをはせるのは楽しかったので、まぁ良しと思います。でも正直早く別のスクリーンで上書きしたいw
人生には波があり、それは良い波もあれば悪い波もある...
ミュージカルを超えた「プレイリスト・ムービー」なんて売り文句ではあるが、全体的に音楽が映像に塗り込まれていて、音楽と映像が分離していないことを良い部分としてとらえるか、悪い部分としてとらえるが評価は分かれるのだろう。
ミュージカルという言葉を使いたくないのか、ソフトミュージカル的な作品に対して「プレイリスト・ムービー」と言っているのかとも思ったのだが、実はそこまで「音楽」自体に軸を置いた作品ではない。
またケルビン・ハリソン・Jr.の絶望的な歌唱力による車内シーンから始まるだけに、この歌唱力でミュージカルなんてやめてくれ!と思うかもしれないが、そこは安心してほしい。その悪夢はすぐに終わってくれる。
間違いなく、今作のエッセンスやスパイスとして「音楽」が機能しているし、監督自身もインタビューなどで、「まず使用する楽曲のプレイリストを作成し、楽曲から受けたインスピレーションをもとに脚本を執筆した」と語っている通りではあるが、それは「音楽」によって形成されているドラマではなく、ドラマの内容を想定しつつ「音楽」をはめ込んでいったというものでは完成されるものが違ってくるのだと思う。
それが今作は絶妙なラインで「音楽」と「ドラマ」が一体化していて、良い意味で「音楽」を「音楽」として分離した形で感じさせない、ごく自然に感じられるのだ。
だからこそ、逆に意図してドラマパートと音楽パートを分離させる構造の定番ミュージカルや音楽ムービーと想定して観ると失敗する作品であるのだが、作品で描こうとしている、繊細であり残酷なテーマ性と「音楽」と同様に所々に映し出される海だったり、パトカーのランプの光などを巧みに使ったアート的な映像美が幻想的にも機能していて、決して「音楽」に引っ張られてノリだけで作られたような、アートって言えば成り立つでしょ!と言わんばかりの強引なアート映画では決してないことだけは断言しておきたい。
今作を大きく2つのパートとして分けると、父親からの圧力や継母との関係性もありながらも、充実したエリートリア充人生からの転落するタイラーの物語と兄の起こした事件によって、日常にあったものが奪われるが、その中で触れる優しさからの再生をしていくエミリーの物語。
つまり人生には波があり、良い方向から悪い方向に動く波もあれば、逆に悪い方向から良い方向に動く波もあるという、ときには別の波の余波が影響をもたらすこともあるということを、同じ家族という形態の中でも容赦なく起きてしまうという、家族だからこそ起きてしまうという現実の残酷さがタイラーとエミリーによる2つの視点を通して描かれているのだ。
実は普遍的なテーマであり、逆に言えばありがちなドラマではあるのだが、確実に「音楽」と「映像美」によって、大きく差別化に成功している作品である。
出演者としては、『エスケープ・ルーム』『ロスト・イン・スペース』などに出演する若手女優エミリー・ラッセルの可愛らしい表情にも注目してもらいたい。
光と影と色と音とリリックのオブジェ
意外と、長い
割とまっとうな家族の映画バイザフロリダ
賛否別れる
ストーリー自体は単調だけど
ちょっと珍しい洋画かも
響く場面は何故か音楽なし
実に美しい映像で描かれるが、前半のタイラーの物語は話の雰囲気に対して映像も音楽も上滑りしているように感じられてあまり迫ってこなかった。途中で画角を変える意味もわからないし。
それに対して後半のエミリーとルークの物語はミニマルながら、だからこそのリアリティを持って迫ってくる。テイラー・ラッセルもルーカス・ヘッジスも素晴らしい芝居だった。特に、ルーカス・ヘッジス!
こっちが本命じゃん、と思ったらエンドロールではテイラー・ラッセルが一番に。なんだよ、そういうことかよ。
エミリーの物語を描くためにあれだけの尺をテイラーに割いたのだとしたら、意地が悪すぎませんかね…?
しかし、プレイリスト・ムービーと言いながら響く場面は何故か音楽なしなんだけど、それもどうなの…?
エミリーの物語
好き嫌い分かれそう
これは自分には合わなかった
これはエミリーの物語
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