「響く場面は何故か音楽なし」WAVES ウェイブス ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
響く場面は何故か音楽なし
実に美しい映像で描かれるが、前半のタイラーの物語は話の雰囲気に対して映像も音楽も上滑りしているように感じられてあまり迫ってこなかった。途中で画角を変える意味もわからないし。
それに対して後半のエミリーとルークの物語はミニマルながら、だからこそのリアリティを持って迫ってくる。テイラー・ラッセルもルーカス・ヘッジスも素晴らしい芝居だった。特に、ルーカス・ヘッジス!
こっちが本命じゃん、と思ったらエンドロールではテイラー・ラッセルが一番に。なんだよ、そういうことかよ。
エミリーの物語を描くためにあれだけの尺をテイラーに割いたのだとしたら、意地が悪すぎませんかね…?
しかし、プレイリスト・ムービーと言いながら響く場面は何故か音楽なしなんだけど、それもどうなの…?
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