ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版)のレビュー・感想・評価
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素晴らしい作品ファンタスティック
アニメ版のオリジナル作品と言っても良いでしょう。 心に染みる純朴ラブストーリーでホッコリさせられる秀作でした。清原伽耶ちゃんの声優もとても良かったです。ダイビングショップでの設定が魚たちにマッチして物語に厚みを、ジョセ子ちゃんっていう響きが心地良いです。 こんな時代だからこそ是非観てほしい作品です。 是非映画館で🎦
ジョゼの「好き」に嫉妬した独身男性25歳でした
まず原作と実写を知らないだけでなく、映画の基本情報もろくに知らずに見ました。 結論から言いますとかなりできのいい映画で、ジョゼと管理人の「好き」に嫉妬して、冒頭から楽しかった気持ちが一気に痛みが心を襲いました…俺もあんな風に素直に好きって叫びたいぜ!!! 10点満点だったら9点。何で減点したって?そりゃ嫉妬に決まってんだろばーかばーか!!!! アニメ映画は恋愛に主軸を置いていて、努力と夢の限界について議論するいわゆる重たい内容に関しては実にサラッとしていて、気軽に見れます。 声の演出は問題なし、声優でなうもののまったく浮いてません。 作画は安定のbonesで、初めて海に行った二人のシーンは動きが傑作です。 最後にまとめの一言----年末に最高の恋愛を見せてくれてあんがとよ!ジョゼと管理人!
なかなかお勧めの映画です。
原作、実写版も観ていないので、初見として観ましたが、なかなか面白いですね。 これはあまり期待をしていなかっただけに、余計いいと感じました。 なので、少し評価を差し引いていますが、それでもいい映画です。 ストーリーの入り方、展開、最後とストーリーも楽しめましたし、 関西の風景が懐かしくも忠実に描かれているので、結構親しみが持てました。 前のを学習せずとも普通に楽しめます。 お勧めします。
クリアな作品になったジョゼ虎
メキシコ留学を夢見てバイトに憧れる恒夫は生まれつき足の不自由な女性と出会い…。 同名小説のアニメ化作品。原作や実写映画から性的部分を取り除く大幅な改変をし、ジョゼの心情や恋愛模様にフォーカスが当てているため爽やかで暖かな物語を楽しめる良作でした。
この頑張る2人に祝福を。
いいですね。努力と根性があれば障がいや怪我にも負けない。若者必見ですよ。 プロ声優には及ばないけど中川さん、清原さんの声優もまずまずか。(本音を言えばLynnさんと興津さんが主役なら・・・) とにかく今年のラストにいい映画に出会えました。
諦めることを決して美化しない
不勉強ながら、実写版も原作も見ることなく、あらすじさえ知らずに観賞。 青春ラブストーリーとしては王道なのかな。 でもキャラクターが魅力的なので、全員に幸せになって欲しくなる。 キャラクターたち、特に主人公の恒夫のファッションがさり気なくオシャレなのもいい。 エゴや嫉妬、諦めや絶望を乗り越えて、それでも前に進んでいく若者たちに「頑張れ、頑張れ」ってエールを送りたくなる。 私が中高生の頃なら★5個あげてもいいな。 この、エンドロールで魅せるってのもいいよね。 (ちょっとネタバレ) (…でも読んで欲しい) こんなふうに、多少まわり道しながらも結局自分の欲しいものを(一時的にでも)手に入れてしまうラストってのは、私の年齢になると「ちょっと、コレどぉなん?現実的じゃなくね?」って、文句言いたくなっちゃうんだけど、でもやっぱり若いコ達には夢を追いかけて欲しいし、特に2020年はいろいろな事を目指していたのに諦めなくてはならなかった若者は多かったはず。 そういう意味では「諦めるって潔い」みたいな、変に達観した視点に逃げない物語こそ必要だよね、とあらためて感じさせてくれた。 39
暗い世の中に明るい未来
原作から実写、原作からアニメであって、実写からアニメという構図ではないということを忘れないでください。実写とは別物です。 性被害がないとジョゼじゃないとかたまに見かけますけど、障害者の方の映画を作るなら性被害は絶対必須なんですか?と問いたい。監督もインタビューで答えてらしたけど心の不自由を描いたと。アニメでは心に重点を置いたのだと思います。 声は俳優かぁ…と不安を感じていましたが、中川大志さんがめちゃくちゃ上手い!!ソニックで経験があったとはいえ凄いです。 心の不自由を感じていたジョゼが恋をしてキラキラする。めちゃくちゃ可愛いです。暗い世の中だからこそ、今このアニメ版ジョゼがハマるんだと思います。年末年始を気持ちよく迎えたい方にオススメです!
90分だがテンポのよい見やすい作品
実写版は観ていない。ほぼ前知識なしで観賞です。 もともと短編であるのも関係しているのだろうけど、かなりテンポのよい作品で、急すぎず怠すぎずで見ていて飽きない。グダクダと心理描写を長引かせたり、無理やりな急展開で混乱させたりもしない。よく言えばまとまりがよく、悪く言えば地味な作品だが、絵の綺麗さや演出の良さも相まって非常に仕上がりが良くできている。 また、この手の配役にしては珍しく声優が上手く、棒読みな部分がほぼない。キャラによくあっており違和感が少なかったのも好印象。
令和風味付け
昭和世代からの視点です。 原作小説の「心地よいところ」を凝縮した演出。それはとても上質で肌触りのいい仕上がりで、いかにも令和的。でも、アニメ版が捨て去った必ずしも肌触りのよくないところ…感情の澱、性愛、そのほか…が原作の魅力だったことも、改めて感じることができる、興味深い作品。おじさん視点だと、もっと苦味が欲しいところですが、今の若い方々には、これくらいの苦味でないと、それを感じる前に逃げられてしまいそう。その匙加減は、好みの差はあれどさすがだと感じる。 ジョゼは図書館で2回朗読を披露する。どちらも決して上手ではないけれど、伝えたい人、伝えたい事の大切さを知った後では、子供たちはちゃんと朗読についてきてくれる。一本調子の中で微秒なニュアンスの違いを巧みに表現した声優の熱演もあって、本作を代表する名場面だと思う。絵本の図柄も、一皮むけた感じになっていて、ジョゼの成長ぶりがよくわかる。 一方で、恒夫に「健常者には分からん」と言い放つジョゼが、その恒夫が(自分のせいで)障害者になってしまうかもしれない時に、先の台詞に相対する言葉を紡がないのは、ちょっと片手落ち。ジョゼは恒夫にどこまで自分のことを知って欲しかったのか、作品の鍵となる部分だと思う。 物語は暗転、挫折、そして救済と、ある意味お約束の展開が続く。そこで、恒夫の強さ、そしてそれを信じるジョゼの強さが自然と滲み出るのが、心地よかった。途中で舞の絡み方がうまい。 アニメなので地理は現実通りである必要はないけれど、ジョゼの家(あの川沿いなら、大阪でも指折りの高級住宅街)の所在地が天下茶屋の阪堺線側(大阪を代表する下世話な下町の一つ)というのは、流石に笑ってしまった。全体的に大阪の街並みがあまりにも綺麗すぎて、関西人としては寂しい。一般にアニメ作品は、新宿と池袋の違いなど東京近郊の微妙な空気感にはやたらこだわるけど、大阪と須磨(神戸)、あるいは難波と梅田、といった東京以外の場所における空気感の違いには全く無頓着。本作もこの点は他の作品と変わらない。 普段より少しアダルトに寄せた飯塚晴子のキャラデザインは、作品の明るさに大きく貢献。顔芸がほとんどなかったのも良い。キャラのお芝居も好調だったけど、大阪っぽい「型」がもう少しあっても良かったかも。関西人は笑ってもらってナンボという行動原理は、本来シリアスな作品だからこそ重要でしょう。 全体を通して、BGMに頼りすぎた雰囲気描写が辛かった。お話そのものに力があるのだから、作画もしくは声の演技だけで、十分意図するところは伝わるはず。音楽そのものは悪くないけど、それがかかる場面は、今の半分以下で良かったと思う。大阪の街は音楽よりも人の喧騒に満ちているのです。 結局、昭和の物語は、そのままでは令和では受け入れ難い。それが良い悪いではなく、一つの作品の主題を、異なる時代、異なる手法で、どのように表現するのかに挑戦したことは、素晴らしいと感じる。今まさにジョゼや恒夫と同じ世代を生きる方々が、本作で楽しい時間を過ごせたなら、まずは成功だと思うのです。
池脇千鶴とブッキーの実写版は評価高かったけど見ずに終了。なぜに今、...
池脇千鶴とブッキーの実写版は評価高かったけど見ずに終了。なぜに今、アニメ化?と思ったけど見たくて見ました。 良かった。ジョゼはもっとひねくれた感じかと思ってたけどアニメのせいか柔らかい感じ。助けあって生きていくことの大切さ、障害者と健常者がホントにわかりあうことの難しさが美しいアニメでひしとつたわってきた。うーん、しみる…。
ジョゼと虎と魚たち
めちゃくちゃよかっちゃ! まいちゃんとジョゼの複雑な関係だったり 健気なまいちゃんが悲しそうって思ってしまった 何回もみたい!って思ってしまった 主題歌や挿入歌がすごいよかっちゃ!映画館で見て良かった!
あのとき君は若かった
原作は読んだことないけれども、犬童監督の映画は観た。が、「エグいなぁ…」という印象以外余り覚えてないので、新鮮な感覚で挑めました。それでも、途中途中「あっ」とはなるんですけれど。 現代的なアレンジとアニメというフィールドがバッチリ合っていて良かったと思います。ただ、車椅子絡みのアレコレは最初だけで良かったかなぁ、と。口さがない人に言わせれば「ほら、言わんこっちゃない」な感じを受けてしまったので。別の演出でも全然いけた気がしますしね。 それでも、若さと想いの弾ける良作である事に間違いありません。声がビタッと嵌まってたのも後押しでしたかね。
恋愛と一言でくくれない関係
ジョゼと恒夫、距離感が微妙で恋愛とは程遠い感じに若干物足りなさを感じた前半。 しかし、持ちつ持たれつな対等な関係に恋愛と一言でくくれない深い部分の繋がりが生まれ、だんだんと物語に引き込まれていた時には、車椅子の存在は気にならなくなっていた。 本当の障害って心の中にあって、考えを切り替えるとか乗り越えるとか、ありきたりだけどなかなか出来ないそこの部分を、ゆっくりと歩む様に解決して行く姿がとても良かった。 私にとって実写版はとても大切な作品なだけに、頭の切り替えにとても苦労したけど、それを超えてとても素敵な作品でした。
少女マンガ原作じゃないのね
絵と予告から、少女マンガ原作かと思ったら違うのですね。 「思っていたよりもぜんぜん良かった」です。 もちろん、青春ものなので恋愛部分は若干照れくさいけど、障がい者と健常者の視界の違いや、友情部分に泣けました。 友達のために、頭下げたり、本気で怒ったり、とても良いです。 恒夫の「もう一生、、」のセリフは切なかった。 それを言う恒夫の気持ちと、それを言われるジョゼの気持ちを考えると、二重三重に切ない。 また、恒夫は大学生で22歳、、ジョゼは〇歳なので、甘ったるくない恋愛ものでもあります。 原作は「エロ」が入るらしいけど、アニメ映画なので、ガッツリ割愛されているようですが。 俳優さんが声優やるのは好きじゃないけど、今回のおふたりは良かった。 見取り図はいらんけど。 声優さんを使っていれば、もっと深くなったかな。 あと、エバンコールの音楽がいい! オープニングからつかまれました。
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