「純粋な恋愛作品」ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版) 山下プレデリカさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋な恋愛作品
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絵本のくだりは感動
”私はあなたのおかげで好きなものに手を伸そうと思えました。あなたもオレンジの海を見つけませんか”
上記が物語という形で直接表現しており、それを子供たちに読み聞かせしていること自体もそれを表す行為になっている。これは応援でありラブレターでもある。
何度も遊びに行っている描写は好き同士の二人が仲むつまじくしているそれであり
それに健常者や車いす、恋と同情の違いを持ち出すことは無粋であることが分かる。
この作品は障害をテーマにしているとかでなくただ純粋な二人のsimpleな恋愛作品。
無理やりな展開や時代背景の整合性が気になる部分もあるが、それを吹き飛ばすくらい心に響く作品。きれい。
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