「お父さん。」血筋 okapeterさんの映画レビュー(感想・評価)
お父さん。
少年(監督)と実の父親の親子の会話がとてもリアルで、自分に重ねてみてしまう映画だった。父親のキャラクターが自分の父親にもそっくりで、観れば観るほど父親のキャラクターが愛おしくなってしまう。
朝鮮民族という言葉を聞くと難しい歴史的なものかと思ってしまうけれど、純粋によくあらる親子、その周りの親戚の物語。特殊な環境に囲まれても、親は親だし、子供はその子供である事に変わりない、そして人間のどうしても捨てきれない、義理人情がストレートに表されている映画に、歯がゆさとそれと真逆の心地良さを感じた。
大学生の頃からこの映画を撮っていたという角田監督のポテンシャルの高さにも驚かされる。
これからも楽しみにしています。
コメントする