星の子のレビュー・感想・評価
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凄いなぁ、エグいなぁ
『タロウのバカ』を観た時にムカムカし、この監督は最低だと思った。次作『マザー』で長澤まさみを良い意味でブッ壊し、おや?大森監督良いじゃん、て。で、何か一見華の無さそうな本作観て、ブッ飛んだ。凄い、その題材と生々しい内容に圧倒された。参った、俺は大森監督にハマってきてるのか。
ある意味、禁断の信仰宗教物。かつてこんなに入り込んで取り上げた作品があっただろうか。集会の時間の長い事、細部の細かい事、監禁や催眠商法の噂、なんとも凄え。
信仰宗教と家族、親と子、親戚や教師や友人との関係を、ある意味残酷で痛々しくも何か暖かさを感じさせ、観ている我々に淡々と、しかしながらグイグイ見せつける。とにかく、凄いというかエグい映画。大森監督アッパレです。
芦田愛菜を主演に置いた狙いはあるだろうが、残念ながら芦田愛菜でなくても良いかな、と。何かこう、も一つ物足りない。優等生過ぎるというか淡々とし過ぎてるというか、悲惨さや可憐さがあまり出せてないかと。脇の役者は完璧だが。
あとヒロインにとってのイケメン俳優として、エドワードファーロングの名前が出ていたが、現在のその劣化&落ちぶれが判るだけに、ここは笑うツボなのか、と思ったw
そこら辺に山程転がっているよ。
流れ星は地獄への入り口の踏み絵となる?!悲劇への現実的な予感に震撼した?!
この宗教自体は穏便で害のないものかもしれませんが、極端に傾倒する信者からはとことこん搾り取っているようです。
永瀬夫婦は裕福な家庭なのに家を失い、食事すらもままならず、貧困まっしぐら、そのうち風呂もあの水を使えば、あとは犯罪に手を染めるでしょう。
主役の女の子は、両親を含めて善良で友達思い。
でも、授業中絵ばかり描いている極端な性格なので、長女と違い、両親に依存して、監督の前作のマザーと同じ構造になっています、ああ、恐ろしい。
それなりの宗教なら良いかもしれませんが、主人公家族は教祖に目をつけられているので、研修中に教祖に洗脳され、子供を星空に誘い、流星の踏み絵を踏ませます。
そう、見えてなくても、見えていると信じさせているのです。
先生の発言はまともだと思います、でも、救うことはできなかったので、教師失格です。
芦田愛菜と岡田の演技が鬼気迫り、凄い演技でした。
一瞬の流れ星を皆んなで追うのは難しい。
信じる者は救われるって、風邪引いてんじゃん!
芦田愛菜みたさに…
現代における信仰を真摯に描いていた気が
昔ある優しき人たちに導かれて、集いや遊びに誘われて、実際楽しかったけれど、なぜか知らないけれど何かに取り込まれて飲み込まれるような恐怖感を徐々に覚え、その関係性をバッサリ断ち切った記憶が蘇った。もちろん信じている人たちに問題などなく、すべては自分の狭い心が原因だったと残念な気持ちになってしまう。
信仰における良いも悪いもなるべく淡々と多くを盛り込もうとしていたこの作品、どちらかといえばやはり異質な部類として描かれていると感じたけれど、それによって救われている部分もしっかりと表現されていた気がした。
芦田愛菜の役所がまさにどう捉えるべきなのかという象徴のようなもので、この名演があればこそ、冷静に色々と考えさせられながら、この作品を楽しめた気がする。
水と星というキーワードから三島由紀夫の「美しい星」を思い浮かべましたが、似て非なるものでした。
「で?」という感じの消化不良映画
子供たちの方がしなやかで強く、見てるオトナは恥ずかしいっす
今年の映画で一番好き
家族と友情と成長の話
予告通り、新興宗教の話です。
不気味だったり、恐ろしかったり、ちょっとおかしかったり。
確かに、宗教に浸かってしまった親の子供視線は、新鮮かも。
ただ、宗教を抜かせば、家族と友情と成長の話。
子供にとっては、生まれた時から大好きな家族の信じるものなので、当たり前に信じていますが、、
親が良いと思うものと、自分が良いと思うもの、ふたつが一致しないことで苦しむ、という話なので、宗教なしでも通じる話です。
ただ、心に響くのは友情の部分でした。
大人たちは、偏見もあるのでどこかおかしいですが、友人たちはとても素直で偏見なく助けてくれる事にちょっと感動。
あと、とても中立な目線で、一方的に新興宗教=悪いとはなっていない所も良かったです。
終わり方は好みがわかれるかも。
芦田愛菜も良かったです。力が抜けて優等生の感じと、感情が爆発する所のギャップが良かった。
おかえりなさい。今後も学業と両立ながらガンバ。
藁にもすがった溺れた人は神様から鰯の頭を買い求め、貧乏になったけど家族仲良く暮らしました(めでたいのかな)
見なきゃよかったというのが正直な感想です。
未熟児で重度のアトピー症が治らない赤ちゃんが15年前に生まれました。
困り果ては両親は、溺れる人は藁にもすがる気持ちで怪しげな新興宗教が売り出す水をその赤ちゃんに与えました。
そうすると、あら不思議、赤ちゃんは治ってしまいました。
両親は霊験を信じ、他人から見たら鰯の頭としか思えない怪しげな水を買い込みました。
その水は高価なので家族は貧乏になりましたが、仲良く暮らしましたとさ。おしまい。
ことわざ交えて昔話風に書いてみましたが、この映画の結論はなんなんですかね?予定説?終盤の家族の不可解な動き。さっぱり意味がわかりません。
現憲法において信教の自由は保障されています。
一方、過去にオウム真理教という凶悪な宗教団体がテロを起こし、新興宗教をうさん臭く見る人もいます。
また、現政権与党の一角を宗教団体を背景とする政党が占めています。
宗教団体を描くためには繊細な配慮が必要なことは理解しますが、こんな中途半端な作品を作るくらいなら何も作らないほうがマシだと思いました。
演技力
センシティブな題材
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