劇場公開日 2020年10月9日

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「宗教差別という考え方」星の子 いつこさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5宗教差別という考え方

2021年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

宗教って親の影響が大いにあると思う。合宿に連れられた子供たちがいい例で、親に連れられて、大人になり、当たり前のように信仰している。物心ついた時から親が進行していると、それが当たり前になるのも仕方がない。与えられるがまま学校にも水を持っていき、なんの疑問もなくそれを机に置いたり。それでも儀式には疑問を感じている。彼女が強いのは、親族、学校、友達に隠さないでいること。信仰自体からは一歩離れたところで、冷静に両親を見ている。長女を失い、次女も‥となれば、両親はどうなるのだろう。どこか遠くへ行ってしまうのではないか。信仰にのめり込み、危ないところへ行ってしまうのではないか。信仰が怪しくても、親は親。側にいたい気持ちはわかる。将来、彼女がどっちへ転ぶのか。

いつこ