「いろんな側面からの描写が芸達者な役者さんで支えらているが、、」星の子 Ikuotanoさんの映画レビュー(感想・評価)
いろんな側面からの描写が芸達者な役者さんで支えらているが、、
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新興宗教に対する信者内の和気あいあい感が良く出ていたし、それに対する叔父や教師に代表される世間の敬遠感も感じたし、芦田愛菜演じるちひろの心の揺れも、ちひろの周りにいる友人たちのそれはそれとして友達だし感も良く伝わる、芸達者な役者さんの演技が良かった。
だが、明らかに家が経済的に貧しくなっている設定に対し、ちひろの制服に感じる新品っぽさや良質な素材を思わせる私服、そして背筋が伸びている芦田愛菜、、、ここら辺のリアリティがなく、どこかこの話自体があくまでフィクションで客が飲み込まれ過ぎないようにしているのが気になった。テーマが宗教だからかもしれないが。
子は親を選べない。でもいつかは自我が芽生え親から自立していく、けど親と子の縁が切れることはない。ラストシーンはそんなことを感じた。
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