劇場公開日 2020年10月9日

  • 予告編を見る

「信じる側と信じない側の対比」星の子 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0信じる側と信じない側の対比

2020年10月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作は未読。宗教にはまっている両親のもとで育った女子中学生の立場から家族、親戚、友人、学校生活を描く物語。
両親が宗教にはまったキッカケが、乳児の自分の病気ならば自分もそれを受け入れざるを得ないのがよくわかる。幼少からの家庭教育がどれほど影響を与えるかということを改めて思い知らされる話だ。
主人公のちひろは宗教を除けばごくごく普通の女の子。友達がいて、イケメン好きで、先生に憧れている。だからちひろの生活を通して、信じる者と信じない者の対比がリアルに感じられた。研修に参加して周りが信じる者だらけになった状況もまた面白い。内と外を強く感じさせられた。
誰でもハマる可能性はあると思う。でも宗教にハマるということは必ずしも不幸とは限らないと思ってしまった。私がハマる可能性は限りなく低いのだが。

kenshuchu