「流れ星が見えたということは」星の子 プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
流れ星が見えたということは
そこには国民的子役から成長し、すっかり国民的女優となっていた芦田愛菜ちゃんがいた。
正直に言って子役時代はあまり好きではなかった…(ファンの方すみません)
やっと身体が中身に追いつき、また外見も大和撫子でそして演技も相まってまさに"国民的“。
個人的には清原果耶ちゃんと雰囲気が似ていると思っており、朝ドラヒロインを演じるのはいつだろうと期待しています 笑
病弱だった自分を治してくれた宗教の信者となった両親。
世間一般から見たら変だと言うことはわかりつつ、芦田愛菜ちゃん演じるちひろは自分はどうしていけばいいか迷っています。
日本は国民自身の自覚からして無宗教者が多い国。
劇中での信仰宗教が絶妙なラインで描かれています。
大友康平さん演じる伯父に水がインチキ商品であることを立証されますが、それ以外は全く無害なんですよね。
ちひろが生まれてから15年間、商品を買う資金作りのためか小さな平屋に引っ越してはいたが家族3人は幸せそうで。
観ているこっちもいい意味で個人の価値観でしか善悪を決めることができなかった…
伯父さん以外でちひろ家族を否定した唯一の人物が、岡田将生さん演じる片思いの先生なのだから残酷すぎるではないか…
同級生の中学生たちでさえイジメるでもなく、そっとしておいたのにも関わらず…
宗教の集会で当選者が壇上で宣言をする場面。
当選者の中にはるちゃんの彼氏いたよね⁉︎笑
何を宣言したんだろう…
最後3人で星を眺めるシーン。
ちひろは2人とは別のタイミングで流れ星を見つけますが、僕はあれは嘘だと思っています。
これは宗教を信じていないことを表しているのではないでしょうか。
そして嘘をついた理由は、"宗教は信じないが父と母2人は見捨てない“というのがちひろが出した答えだということでまとめます。