「38.5℃ならPCR検査受けてください!」星の子 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
38.5℃ならPCR検査受けてください!
星の子といえば、カービィやチョビンしか知りませんでしたけど、今作では芦田愛菜が演じています。宇宙から授かったかのようなイメージで、特に途中のアニメーションでは浮遊感さえ覚えてしまいました。そんな主人公ちひろは未熟児として生まれ、アトピーなどで悩まされる病弱だった幼少期。それを新興宗教の勧めにより水の力によって元気な子に育ったのです。
もしかして宇宙人?などとも考えてみたのですが、友人のなべちゃんを演ずる新音は『まく子』で宇宙人だと言ってたし、南先生役の岡田将生は宇宙飛行士も演じたことがあった。父親・永瀬正敏は宇宙人ジョーンズと同僚だったこともあるし、母親・原田知世は時をかけることもできる!そんな新興宗教。両親が頭にタオルを乗せて水をかける奇妙な光景によって、それが当たり前だと思っていたちひろが南先生の目を気にして宗教に疑問を抱くようになる。
一見して平和で幸せそうな家族なのだが、ちひろが授業中に描いている南先生の絵(エドワード・ファーロングともいう)は母が綴っていた分厚い日記帳だったし、終盤になってちひろの修学旅行費は伯父の雄三(大友康平)が支払ったという驚きのエピソード。林家は生活が苦しかったんだ。と、ようやく気付いた。コンビニの水よりちょっと高いだけだと思ってたのに・・・
新興宗教の信者とはいえ、誰にも迷惑をかけるわけじゃないし、なべちゃんや新村くんだって宗教によって差別はしなくて、ごく普通に接しているのだ。「風邪ひかないんだよ」には勧誘の意味も多少あるけど、なべちゃんには聞き流すだけの才能があるように思えました。南先生の言葉は強烈だったけど、もちろん、作品自体も宗教批判してるわけじゃないし、黒木華が催眠術を使えるという噂があるだけで、超能力を用いたカルト教団でもなさそうだった。個人的には高良健吾の作る焼きそばには何か薬が混入されてるように疑ってしまいましたけど。
両親のかけがえのない愛情。5歳上の姉まーちゃんだけは宗教を毛嫌いしてたみたいけど、病弱だった妹に両親の愛を奪われた気がしてただけかもしれません。恋愛観、結婚観、それに新婚旅行にこだわりを持つところだけはさすがに親の教育方針が奇異に映りましたが、まーちゃんもそれに逆らったのかもしれません。そんな気がします。
15歳という多感な年頃の少女。両親の愛をそのまま受け入れて、宗教も信じ続けるのか。流れ星をみつけることで親元を離れないよと応えた形になるほど、ちひろは成長し、宗教と実社会を使い分けていけるんだろうな~などと、しんみり。と、宗教にはほぼ無縁の者が語っても重みがありません・・・そして、なぜか思い出す歌。
あなた 私のもとから
突然消えたりしないでね
過去も未来も星座も超えるから・・・(「時をかける少女」作詞:松任谷由実)
あ、そういえば、歪み矯正メガネはどうなったんだ?欲しい気もするんだが、最後に助けようとしたメガネの子がかけてたのは・・・
kossy殿、ご無沙汰しておりました。今年も遅ればせながら宜しくお願いします🙇♂️
トランプ騒動は「あれこそ警官拳銃ぶっ放しても良いんじゃね?」くらいだと思うんですけどね💦
中国やロシアなら戦車かな。と
そういや突っ込みたくなるような高熱を出してましたね~38.5℃でしたっけ?
あのアニメシーンを実写でやったらショボくなるだろうなぁ〜なお家芸ジャパニメーション🕴🏻
kossyさん
コメント有難うごさいます。
大友康平さん( ちひろちゃんご両親と向かい合っての会話シーンでは、宗教繋がりの役柄かと 😅 )名演でした。本気の演技に泣けました。
演奏経験者のkossyさんにとっては、尚更大興奮ですね (^^)
私は数学の時間に漫画を描いたことがある方です(涙)両親は実は隠れてコーヒーを飲んでますよね(笑)。お父さん(永瀬さん)は缶コーヒー、お母さん(原田さん)はカフェオレで、お互い補い合ってるから仲が良かったんですね。なんちゃって。
kossyさんへ
毎度です!
「この水で健康になります/風邪をひきません」と、今日日の教団は絶対に言いません。「この水を飲む様になってから風邪をひかなくなりました(信者の体験談の一例です)」って来ます。いわば「口コミ詐欺」w
私は「来世が見える系」の話の方が、嘘つけ!って言いたくなりますw