劇場公開日 2020年10月9日

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「考えさせられる作品」星の子 shioshioさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5考えさせられる作品

2020年10月9日
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「両親と世間」、「幸福と不幸」という二律背反を同時に背負い込み、考えても考えても答えは見つからない15歳の主人公を等身大に演じる芦田愛菜が見事。
観賞後もラストシーンの余韻がずっと尾を引きますが、両親と同時に見ることが出来なかった流れ星がやっと三人一緒に見えてその後一家心中、などというバッドエンドで無いことだけを祈ります。
総じて、とても深く考えさせられた作品ではありますが、いまひとつ「映画ならではの感動」という点に関して何かが足らず、せっかくの題材を活かしきれなかったようにも感じました。

shioshio