フード・ラック!食運のレビュー・感想・評価
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ツッコミどころは多いが、素晴らしい娯楽作品
ハッキリ言って、肉のシーンのみにしか期待していなかった。
物語なんて、あってないようなものだろうと。
しかしながら、シンプルなストーリーの奥にある、料理人という職人への敬意、食事を提供する立場の人の愛情や努力を、押し付けがましくなくしっかり伝えてくれる良作に仕上がっていた。
そうだ、映画だって、凄い練り込んだ話でなくとも良いのだ。
映像が素晴らしい作品、音が素晴らしい作品、観終わったあとで幸せになる作品、色々な良さがある。
ラストシーンで出てくる、色々な料理人の仕事に対する言葉と、私が映画に期待し、与えてもらっていることは同じだ。
寺門ジモン、侮れない。
良い仕事してくれるじゃないか。
飲食業界が困難極めるこんな時代だからこそ、観る価値のある、有意義な映画です。
りょうの演技に泣かされた
脚本も俳優人の演技も食に対する愛情を感じる良作。
特に食に対する思い、子供への愛情を体現したりょうさんの演技に自然と涙が溢れてきた。
監督原案が寺門ジモンさんで、色目ガチになるけど、個人的には見て良かった。
それは幸せの呪文
それを一口っっっ?
アン?肉だけおかわりぃぃ???
アカンやろ、そんなに食わせたら。おかあさん、おかあさん、おかあさんってば!
と、言わずにはいられない冒頭部。と言うよりも、予想通り「焼肉食いたい」欲求爆発ですよ。ドアタマから。よだれ、よだれ、よだれ、っすよ。おそらくは、観客全員パブロフの犬。三人しかいなかったけど。
「美味しんぼ」感で主役二人のキャラを立てる冒頭部は、肉肉肉の匂いを漂わせるコメディタッチ。割と楽しい。登場人物の人間関係や過去の繋がりが明らかになって行く中盤。尺の関係からでしょうか、ここがかなり早足になってしまい、編集の雑さも気になります。ぶっ込み過ぎ感があります。もう、いっそのことパン屋さんのエピソードは外して、母親との関係の描写を丁寧にやった方が良いのに、ってのは、映画を見終わってから思いました。
しかしながら。EXILE関係者の出演作の中では、これ一番好きかも知れないです。
EXILE NAOTOさんの芝居は、さすがに、ちょっとクサイですけど、バディの土屋太鳳で帳消し。周囲を取り巻く役者さんは、結構、地味に豪華です。母親の人間関係を辿る先々で、全くシラケないのは、待ち受ける役者さんのお陰。と、何と言っても、肉が旨そうでね、これがw
母の「根岸苑」は、多くの人の心を動かし、ゆえに多くの人達に引き継がれていた。「おいしくなあれ」と言うおまじないは、肉への愛、お客さんへの愛、息子への愛の呪文。「幸せの全て」だと思える存在があると言う幸せを胸に抱き、旅立つ安江さんは、本当に幸せだったんだと思う。
いやぁ、なんか。
良かった。かなり!
なお、「おわり」でブチ斬る様に終わるのも、尺の関係でしょうか?
もう一シーンか二シーン、無いっすかw
焼肉とぬか漬けの愛が漂う、美味そうな作品です。
前からなんとなく気になってた作品ですが、どんな内容でどんな着地点を着けるのが分からない感じで、ちょっと食指が動かなかったけど、観ない事には始まらないと思い、肩の力を抜いて観賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白かったw
観たら、焼肉…いや焼肉定食(古漬け付き)が絶対食べたくなりますよw
原案となるのが寺門ジモンさんのルポ漫画「ネイチャージモン」かと思いますが、単に焼肉屋の紹介や通な焼肉の焼き方・食べ方だけでなく、普通にドラマ性もあって楽しめました♪
何よりも焼肉美味そう!!
観たら、焼肉屋に行きたくなります。
特に劇中に出てきた「川崎苑」のキャベツの浅漬けと焼肉の食べ方はめちゃくちゃ美味そう。
また、ぬか漬けとご飯のシンプルかつ日本人のアイデンティティに訴え掛ける様な和食がたまりません。
古漬けを刻んでご飯の上に乗せて食べれば、そりゃあ美味いに決まってるわ!
そこにお茶漬けバージョンもあれば言う事無しだったけど残念。
最初のミックスフライ定食はなんだったのか?と言うぐらいにその後が怒涛の焼肉攻めになります。
元気に"いただきます!"と言う事って良いですよね。
食への感謝の気持ちを表すとなんかご飯も美味しく感じるし、もりもり美味しく食べれる。
片手を上げて"美味しいー!"と言う気持ちが気持ち良いです♪
キャストは主演のお二人以外にもなかなかなラインナップで、特に特別出演の大泉洋さんは結構贅沢な使い方。
…あっ!そう言えばカレーも出てたなぁw
そう思うと、焼肉一辺倒で劇中に出てきたミックスフライ定食やパン、カレーライスはあんまり意味の無い様な出し方で、ちょっと勿体無い使い方です。
土屋太鳳さんは大人の女性な感じでめちゃくちゃ綺麗になってた。
グルメ評論家の古山役の松尾諭さんは良い感じで嫌みな役ですw
石黒賢さんはすっかり中間管理職の上司が似合う様になってたw
焼肉・粋の店長役の筧美和子さんは贅沢な使い方です。
SNSでいろんな批評が原因で実家の焼肉屋が潰れて、母親が心労で倒れた原因もグルメ評論家の古山のせいかと思いきや、一番の原因で悪い奴はEXILE NAOTOさん演じる主人公の良人の子供頃とはビックリw
母親の安江の良い人っぷりが凄くて、良人の無邪気や悪人っぷりが酷すぎるw 子供の頃の行いで寂しさ故とは言えどなかなかな悪童で、その後ろめたさに家に寄りつかなかったって、それで良いのか?
また、最終的に焼肉屋を再開させるのか、ライターとしてやっていくのかが曖昧です。
ストーリーは「美味しんぼ」の焼肉版みたいで、良人と土屋太鳳さん演じる静香のコンビはもう山岡士郎と栗田ゆう子。
最初の良人の焼肉・粋の結構なイチャモンも初期の山岡士郎を思い出しましたw
ただ、この作品の良い所は焼肉をテーマにしてますが、きちんと親子の絆を描いていて、ストーリーは普通に楽しめました。
また、焼肉がメインなのにぬか漬けに焦点を置いたのも個人的には良いです。
また、実在のお店も紹介していますが、川崎苑は多分「孤独のグルメ」でも紹介された、あのお店かと思います。
良人と古山がそれぞれのウンチクと言うか、定義を語る時に文字スーパーが出るのは面白いし良い。
こういう遊び心も好きですね。
りょうさん演じる安江の大きな度量の広さと母親としての愛は泣かせます。
商売をしている家の子供が親の商売に嫌気が刺す時も分かるし、丹精込めたぬか漬けを台無しにしたけど、それを許した所の描写はぬか漬けって一朝一夕で出来ない物なだけにガツンと叱って欲しい所もありますが、子供への無償の愛情が泣かせます。
良い作品なんですが、EXILE NAOTOさんの演技は少し他のキャストさんに比べて薄さを感じるかな。
食の映画としては物凄くドストレートで思ったよりも面白かったので、思わぬ拾い物な作品で、観終わった後はお腹が空きますよw
結構お勧めな作品です。
キョヒキョヒ
グルメ番組として観に行きましたが予想外に面白かったです。
親子とか師弟関係とかのミームを感動につなげるという、まさに食文化の縮図を描こうとしてたんではないでしょうか。
テーマがぼやけるからか演技に恋愛表現がないところもよかったです。
邦画って役者でキャラクターが決まっちゃう面がありますが、そういう意味でキャスティングは完璧だったと感じました。
りょうさんがとても可愛いです。
でも一番想ったのは、よっぽど取材拒否の店を映像に残したかったんだろうなと
寺門ジモン監督、その光と闇
ただの焼肉グルメ映画(?)かと思いきや、親子愛がテーマの一つとなっている意外とイイ話!
(褒めてます、褒めてますよ?)
食べる人のことを思いやりながら、心を配る作り手へのリスペクトという作品を貫く主題が素敵。
それの対極にあるのが、グルメうんちく合戦や「おいしくない」発言など…。寺門ジモン監督の光と闇がそのまま映画になったところも、またたまらない。
(「味を盗んでいけ」という寺脇康文店長は、ジモン監督が、実際に飲食店で目にした光景だそうで…笑)
そして、まさかの豪華キャスト!大泉洋以外にも特別出演いっぱいいらっしゃるような…。EXILE系だけれど、難しい役にしっかり入っていたNAOTOくん含めてよかった(いつまでも、何演じても同じで演技力成長しないEXILE役者より、余程起用すべき!)
何より、土屋太鳳ちゃんの美味しそうな食べっぷり!
これだけで一見の価値あり!…あ、もちろん太鳳ちゃんのハキハキしてるけど心細やかな役柄の演技も堪能できます。
しかしながら、細かい難点がいくつか…
「お見舞いの花が何故か鉢に入っているやつ」
「『今度は逃げないで』という太鳳ちゃんの台詞、本人がフレームアウトしていて捨て台詞みたいに聞こえる」
「『キャベツがうまいのは』…って、おかみさんが前に説明してなかったっけ?」
…などなど、ちょっと粗が目立ったのが残念。
料理は愛情
お笑い芸人の方が監督なので観に行きました。
お約束のメンバーの友情出演から始まって、良いテンポでストーリーが進みます。
親子の話や焼き肉をめぐるメディアの話が中心に構成されていました。程の良い対決感と感動がありました。
ただ何となく作るよりも考えて出してもらっている料理をこちらはキチンと受け止められているのか考えてしまいました。
明るく楽しい映画が見たいなーと思って。 ただお肉を食べるだけかな ...
明るく楽しい映画が見たいなーと思って。
ただお肉を食べるだけかな
と思ってたら
とんでもない
ストーリーも良くて、役者さんも豪華だしドンピシャ
泣いちゃいました
飾りすぎてないのがとてもよかった
ジモンさん ありがとう
想定外の傑作でした!
あまり期待せず観に行ったら、とても丁寧に作られた映画、なおかつ豪華出演人を観ることができ、正直言って驚かされました。
土屋太鳳ちゃんがめっちゃかわいいし適役、NAOTOさんは思った以上に男前だし、役柄の良人が成長する過程をいい感じに演じて、りょうさんに至ってはさすが女優!の一言につきます。泣かせる演技が凄い!りょうさんのシーンはとにかくハンカチ必須!
それ以外にも寺門監督ならでは?の驚きのキャストも出てきて、見応え十分!なんと言っても、とにかく肉が美味しそう!
本当に失礼だと思いますが、芸人さんが監督とは思えない、本物志向の映画でした!
ちなみに、とっても焼き肉が食べたくなります。
勿論私、焼き肉を食べに行きました(^-^)
なぜかこの日は、昼夜美味しい焼き肉を食べることに恵まれ、映画を観て感じた優しい気持ちのまま、食運にも恵まれ、お腹も満たされて幸せな1日になりました!最高↑
肉を愛し、肉に愛された人が作った作品
原作/監督 寺門ジモン +肉=コメディ作品!だと思いながら行ってみたら 全然違う!!
肉の映し方、役者さんの食べ方や笑顔、音や煙までもが食欲をそそりお肉を食べたくなり、家族愛、仲間愛にあふれているのに脂っこくない作品。
「よく噛んで、美味しいがきたら飲み込んでよし。」この言葉を思い出すと食事が楽しくなるかもしれませんね😋
#造り手に食事に感謝して食べていますか?
#いただきますを言えてますか?
これは映画館で上映しなければならないのか
タイトルとおりの事を聞きたいです。テレビドラマ2時間枠でやればいいのではないでしょうか?
もしくはNETFLIXとか
なぜわざわざ映画館でやるのか。1,800円払ったが返金してほしい出来栄えでした。
世界から映画が輸入されない今、日本映画をよく見ていますが、さすがにここまでの物をみせられてはと思い初めて投稿しました。
まるっきり焦点がどこにあっているのかわからず何が言いたいのかわからず最後はお涙頂戴で終了。白けてしまいました。
時間の無駄。
製作人はもっと考えるべきだと思いますが。
良かった!
泣けた。naotoには明るい役があうとおもっていたが、感情を押さえた演技が上手かった。役者としていける。彼のファンになった。
内容は普通に面白い テレビドラマなら毎週見てしまうような癒し系の内容。
日曜日の夜なんかに家族とみたい
寺門ジモンさん、なかなかいい。有村架純
じゃなくて土屋太鳳だから良かったのかも。華があり明るい感じでよかった。
熱い想いが一番大事
オープニングへんてこなんだよね。キャベツ切るシーンからなんだけど「広告の続きかな?」って本編はじまったのに気が付かなくて。それから子供のころの主人公が「わー!」って石階段あがって来るんだけど「あり得ねえよ、こんなシーン!」って思うの。
さらに「18年後」のタイトルのあと、街中の人混みで主人公だけがこっち向いて歩いてくるんだけど「これも無えよ、いまどき」って思うのね。
そこからのキャラ紹介も説明セリフ連発なんだけど、そこは、まあ大丈夫だったかな。
それでNAOTOと土屋太鳳が最初の焼肉店に行ったところは、笑いのシーンなんだよね。ここはうまい。さすが寺門ジモン、呼吸が解ってる。
それでNAOTOは多分、寺門ジモンに言われたとおりに演じてるだけだと思うんだけど、合いの手いれる土屋太鳳がうまいね。コメディはうまい俳優でないとスベるんだけど、土屋太鳳で良かった。
そこから、NAOTOのお母さんが倒れたり、芝居が入ってくるんだけど、芝居のパートは、まあ全滅だね。「いや、そこはもっとこお、あるでしょ」って感じで脚本も演出も足りてない感じがする。
でも話はうまくて、ちょっと泣かされそうになるところもあんの。「笑いがいちばん難しい」って言うから、そこをずっと考えてる寺門ジモンは、人を泣かそうと思ったら簡単なんだろうなと思ったよ。
冒頭の主人公登場シーンからなんだけど、ハズすシーンは思い切ってハズすから、逆に可笑しくて笑っちゃうのね。ハズし方が清々しいの。
それでも全編通じて観るとすごく面白い。熱いんだよね。「この話を撮りたいんだ!」っていう作り手の熱さが伝わってくるの。拙い脚本や演出も、逆にその熱さを伝えてるかもね。
「この話、最後はNAOTOと土屋太鳳が結婚して焼肉屋再開させんだろ」と思って観てたら、全然違うラストにもっていったのも良かった。そこまで甘い話は書かないんだね。
畑の違う人が監督をやると「手慣れた監督ならもう撮らない」っていうシーンが連発して、でも底に作品に対する熱さがあると、そこが逆に面白かったりするから、寺門ジモン監督には次回も是非、焼肉の話を撮って欲しいと思ったよ。
肉と糠漬けが食べたくなる
寺門ジモンの肉愛が詰まった作品。
全体の演出はさておき、肉は本当に美味しそうだし、美味しそうに焼き、美味しそうに食べる。それだけで食欲湧いて元気出る、笑。
突っ込みたいところはいくつかありつつ、ストーリーはまずまず。シンプルだから非常に見やすい。
NAOTOはまぁ主演やるような演技力はないが、まぁ人柄がいいから合ってたかもね。難しいところはどうしてもまだまだですが。。。土屋太鳳がまた綺麗になった気がする。この役はまぁ彼女にとっては簡単すぎるでしょうな。。
主役2人を置いといて、周りを固めるメンバーが素敵すぎましたね。母親役のりょうの強くて優しい感じ、超安定の竜雷太さんや大和田伸也さんの絶対いい仕事しそうな雰囲気、松尾さんのちょうどいいウザさ、大泉洋のちょい役の息抜きにぴったりな感じ、やっぱ出るんだ!のダチョウの2人、笑。
よし、夜は焼肉にビールだなーー
力強いメッセージが伝わってきた!
正直、NAOTOの演技がどうとか、肉以外のストーリーは何とも言えず
映画としてはどうかと思っていたけども、強烈なメッセージがあり、最後の最後に
「これが伝えたかったんだろうな〜!!」
というのが伝わってきて、良かった。
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