劇場公開日 2020年11月20日

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「料理にかける手間と愛情を描いた優秀作!」フード・ラック!食運 くぼたんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0料理にかける手間と愛情を描いた優秀作!

2020年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

食べさせる人の顔を思い描き、普通の食材を最高の食材に変える、料理人の母親と、息子の愛情の物語です。
こうひとことでくくると、面白さを言い尽くせない。まず上映館で最後の曲が終わるまでは、誰も席を立たなかったことで、面白さの度合いを測れると思う。いかんせん、土曜日ということもありこの映画の入りが悪く、がらがらなのが残念でした。主人公の佐藤安江の息子を演じた俳優がいいね。ぴ
ったりです。若く青くさく、かたくなな青年を好演しています。
彼が焼く焼き肉は本当にうまそうです。またおいしく食べてくれる!彼が取材に訪れる焼肉店主との肉をめぐる、プロ同志のやり取りが見ものです。
映画が終わったあと
いただきます、と手を合わせて感謝して、ご飯を食べたくらいです。(笑)詳しくは映画を見てくださいませ。食運の意味を知らなかったが、食運をもつ青年の成長のお話かな?食べることの意味、料理を作る、手間をかける、隠し包丁を入れる…こういった日本人ならではの目に見えないこころづかいを、もう一度考えさせられた。見終わったあと爽やかにほっと、暖かい気持ちになれた。良い作品だと思います

くぼたん