「映画としてスゲー微妙」フード・ラック!食運 カミムラさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としてスゲー微妙
寺門ジモン監督ってことで肉を全面に推した作品を期待してたが、家族愛や相手を思って手間をかけることの大切さを教えてくれる感動作品に仕上がってる。
だが、NAOTOの演技が絶望的に大根。っていうか主人公のくせにしゃべらなすぎじゃね?それに焼き方のコツや食感、味の感想とかの食レポをしっかりやって欲しかったな。
それと食運を推してた割にNAOTOが食運で当てたの最初の一件だけじゃね?こいつについて行けば旨いもんが食える!って太鼓判押されてたのに、結局星頼りですか。
また、正直主人公の過去話、後悔、自責の思いとかちょっと萎えるし、逃げてばっかの主人公にイラつきもする。『俺に書く資格はありません!』って、じゃハナから受けるな。仕事舐めんな。とか思うわ。
ストーリーの中で母の味は死んでない。色々場所で継承され生き続けてる。っていうのは凄く良かったな。
ラストはいつの間にかぬか漬け映画になってて笑える。最後のヒントに気づいてぬか漬けを完成させるけど、そこは最初に気づいても良さそうな感じもするんだよな。
なんつーか、ストーリーといい、展開といい、全体的にバランスが悪い感じがするんだよな。肉にしても食への思いにしても家族愛にしても中途半端。次に映画を作るなら、感動要素はいらないから、焼き肉!!ハンバーグ!!ステーキ!!マンガ肉!!肉食ってうめー!!!的な勢いだけの熱い映画を作って欲しいな。
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