「アスリートって凄い!」ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち Usakoさんの映画レビュー(感想・評価)
アスリートって凄い!
お正月休みにみました。
長野オリンピックのジャンプ競技裏話は、何かのTVで紹介していて
なんとなくは知っていましたが、
イヤほんと凄いです!感動しました。
西方選手も素晴らしいですが、私は原田選手の苦悩が尋常ではなかったのだと
思い知りました。
テレビに映る原田選手はいつも笑顔でいて、
周りには知られないようにしていたのでしょう。
リレハンメルオリンピック後、脅迫、抗議の電話や手紙が凄かったと
語られていました。
近くにいた奥様は(映画にでてませんが)きっと大変でしたよね。
また、原田選手を演じた「カメ止め」の濱津隆之さんが ご本人に雰囲気がとっても似ていて素晴らしいキャスティングです。
また、約40年のキャリアを持ち、「レジェンド」との異名をもつ葛西選手も
長野五輪の団体メンバーに選ばれなくて悔しくて、北海道に帰ろうとしていた。
あそこでもし逃げ出していたら、「レジェント」の存在は無かった。
でも、悔しさをバネに必死で頑張ってきたのだと、
映画をみて知り、アスリートは本当に凄いって思いました。
西方選手を始め、25人のテストジャンパーもそれぞれのバックボーンがあって
それもわかりやすかったです。
聴覚障害役の山田裕貴さんの演技にも泣かされました。
眞栄田郷敦さんも恐怖に打ち勝ち、トップで飛ぶ姿に感動しました。
女子のジャンプ競技が無かったのに、みんなを鼓舞して、
スタート地点が直前で高くなったのに見事に飛んだ小林選手。
25名全員が、前が見えないような吹雪の中、勇気をもってジャンプを成功させました。
主役の西方選手のきれい事じゃ無い感情もちゃんとみせてくれて、
そこも良かったです。
奥様役の土屋太鳳ちゃんもよかったです。
アスリートの奥さんは、根性座ってないと務まりませんよね。
英光の裏側には、きっとこういう感動秘話って
あるんでしょうね。
世界で活躍するアスリートは、いろんな人に支えられていて
それを背負って勝負してる。
やっぱり素晴らしいです。