「スポーツものの映画はあまり見たことがなかったのですが、表舞台で活躍...」ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち サイトウさんの映画レビュー(感想・評価)
スポーツものの映画はあまり見たことがなかったのですが、表舞台で活躍...
スポーツものの映画はあまり見たことがなかったのですが、表舞台で活躍する選手だった主人公の西方が、オリンピックに落選し選手を支えるテストジャンパーになることで見えてくるスポーツ選手の明暗や葛藤は、綺麗ごとじゃないシビアさがあって見ごたえがありました。
オリンピックに人生を賭けていた西方が目標を失い、迷いながらもテストジャンパーに参加する中で、一緒に過ごしたテストジャンパーのみんなの思いだったり、ライバルであり仲間でもある原田選手の思いを受け取ることで、ジャンプへの純粋な気持ちをまた取り戻していくラストは清々しい気持ちになります。
当時女子スキージャンプが正式種目ではなかったことも知らなかったので、女子高生ジャンパーのオリンピックに賭ける思いは、他の男子ジャンパーの思いとはまた違った重みがあって特に心に刺さりました。
全体的に抑えた演出で素直に感動できるいい映画です。
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