「不破「くだらない」←この映画のこと?」ブレイブ 群青戦記 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
不破「くだらない」←この映画のこと?
2021年映画館鑑賞31作品目
3月29日(月)イオンシネマ石巻
原作未読
徳川家康役で三浦春馬が出ていることもあり観ることにした
高校生の皆さんが校舎ごと桶狭間の戦いの直前にタイムスリップしてしまうとてもありがちな話
ヤンジャン全く読まないし存在すら知らなかったけど設定からして原作も同罪でしょ
教師は全滅し生徒の大多数も斬り殺される
歴史を変えようと現代から先にやってきた不破に家康は殺され主人公が1人残って身代わりになるというこれまたありふれた展開
現代人を殺戮するツワモノどもにはゾンビ的要素もある
バックトゥザフューチャーは面白いんだけど
本広監督どうしちゃったの?
真剣佑は殺陣もできるし馬にも乗れるんだね
さすが千葉真一の息子
歴史を変えてはいけないという大前提を無視してはいけない
新しい考証で教科書の内容が変わるのとはわけが違う
タイムパトロールぼんはそれで苦労している
バックトゥザフューチャーだってそう
そういう制約があるからこそ面白い
真剣佑そっくりの家康だ(ニッコリで終わらせてはいけない
少子化が叫ばれはじめて暫く経つ
『バトルロワイヤル』の頃から強く感じていたが海外に比べ昨今の日本映画は小中高の子供たちがたくさん殺されるという扱いがあまりにも軽すぎるように思えてならない
そこには手塩に育ててきたであろう親の悲しみや怒りが省かれている
当然のことながら原作の漫画や小説もそれはいえるわけで出版業界も同罪だがこれで本当にいいのか疑問に思うしなんだか気持ち悪い
どういう思いで脚本家や映画監督は取り組んでいるのだろうか興味はある
もちろん表現の自由は守らなきゃいけないしPTAみたいにポリコレ棒を振り回すわけじゃないけど
なんだか複雑な思い
『哀愁しんでれら』を高評価しておいてなんだけど
あれは最後に来たからね
鉄拳の首吊り自殺みたいなもんだよ