「共感が難しい。」ブレイブ 群青戦記 HARUさんの映画レビュー(感想・評価)
共感が難しい。
まず、人が亡くなるのが苦手な人は十分な検討をおすすめします。
とことん救いがない。主要な役がほぼ死んでしまう。
冒頭すぐに無差別殺戮。『バトル・ロワイアル』を思い出しました。
どうして?ってほど、皆亡くなる。
『誰一人かけないで戻ろう!』と言うけど、どんどん亡くなる。
『ここ必要だった?』ってところで亡くなる。
加えてマッケンさん演じる蒼がほんとうにヘタレ。蒼キッカケでどんどん仲間が亡くなる。
ほんとにイライラ。
あんな状況でずっとグズグズしていることにも共感が難しかった。
理屈がが通らないような所もいくつかありました。
電話は繋がらないけどネットは繋がる不思議。
グラウンドの巨大石も、そんなものあったらすぐ撤去だし、そもそもグラウンド自体を設計時からズラすと思う。
その辺りも共感できない。
更にラストが読めてしまうという。。
せめてある程度元通りにした後、現代に戻ってきたり現代に戻った時点で亡くなった生徒が生き返るなど、何か明るい部分をつくれなかったのか。
予告やフライヤーのイメージと実際があまりにも違っていた。
もっと、タイムスリップした高校生が家康と力を合わせて敵を倒す爽快アクションかと思っていた。
ポジティブなイメージを探そうとしたけれど、どうにも難しかった。
春馬さんが出ていたからとみたけれど、春馬さんの使い方ももったいないしこの時代にあまり見たくない作品と感じてしまった。
原作はあるだろうが、漫画では許容できても映像化するとなかなか苦しい作品でした。
素敵なキャストなのに初日舞台挨拶を全国中継しなかったのも、なんとなく納得してしまいました。
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