「コメディなし救いなし厳しめ戦国トリップ」ブレイブ 群青戦記 わに助さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディなし救いなし厳しめ戦国トリップ
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・三浦春馬
・踊る大捜査線の監督
・原作
上記のいずれにも特に思い入れがない方には
おすすめしません。
徳川家康はいい役ですが印象薄め、織田信長と豊臣秀吉はほぼ空気。
前情報なし、フライヤーだけ見て「なろう系の愉快な作品かな〜」と思い鑑賞しました。やめとけばよかった…。
広報と本編のギャップがでかいので煽り文句変えてほしい。
監督が監督なので、作品としてはまとまってます。ファンタジーでもリアルでもなく半端ですが。
序盤から終盤まで、高校生たちがざくざく殺されます。
そういうシーンが多すぎて、活躍するシーンが印象に残りませんでした。
トリップした生徒のうち8割くらい殺されてしまったような。
ティーン向けのせいか、ジェンダーも強めです。
立ち上がる男子たちに守られ、縋り、涙ながらに出立を見送る…。
現代の子たちがわざわざ戦国時代の男女と同じ姿を見せるような作りになってます。
せっかく現代からのトリップものなんだから、女子たちの逞しさも見たかった。
以上はほぼストーリーへの感想です。
原作の漫画なら面白いのかな。
役者さんたちの演技や美術的な面はよかったんじゃないでしょうか。
高評価は三浦春馬さんへ。
徳川家康としての圧のかけ方と、決定的なシーンで常に主人公を際立たせる引き方のバランスが良かったです。
松山ケンイチさんの織田信長も出番少ないけど好き。
全体との差し引きで星2です。
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