幸せへのまわり道のレビュー・感想・評価
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子ども向けTV番組の名司会者
子ども向けTV番組の名司会者のフレッド・ロジャース(トム・ハンクス)を取材した記者(マシュー・リス)の話で、人生観をひっくり返される。
この司会者を知らなかったので、イマイチ入り込めなかった。
いわゆる中二病の映画ですか❓
大した不幸でも無いのに大袈裟に悲観して大騒ぎ。
良い周りの人間が構ってくれて嬉しいな😃😆😊😂
トムハンクスのいわゆるクサイヒューマンドラマ。
なんか人種偏見を逆手に取るあざとい演出。
なんか共感できないな、それほど世間知らずでも無いし。
忍耐力のある自分を褒めてあげよう、程度の低い映画を最後まで観た、さすが!
ぬいぐるみ
自分の感情に向き合うというテーマの映画。
トムハンクス演じるロジャーも良かったですがロイドの表情が変わっていくのも素晴らしかったです。
ぬいぐるみのシーンも印象的でまるで自分の為に作られたのかと勘違いしそうになりました。外の景色も美しく、最近のスピード感ある映画と対象的で良かったです。
トム
圧倒的な演技。ひとりの人物の世界観を完璧に演じきる。他者の心を包含してしまう深く広い心と鉄壁のように築かれた誠実さが空気を再現される。そう、それは努力により築かれたもの。ラストの低音階の響きはこちらの心をドンドン叩く。
改めてトムハンクスにひれ伏すしかない一本。
冷めてしまう
怒りなくして、今の民主主義や資本主義はあり得なかったのでは?と思います。怒りを鎮める方法は自分の生きていくテクニックとしては必要ですが、文学や映画に言われてしまうと冷めてしまいますね。色々と葛藤しないのかな?
イケてない邦題は罪よ、いやマジで。
日本で公開したら絶対に見ようと楽しみに待っていたのに、邦題がダサすぎて上映していることに気づかず見逃してしまった作品。配信でやっと見れました。劇場で見たかったなぁ。もう、全ての映画を原題のままにしておいて欲しい。
丁寧に生きた人の、丁寧なコミュニケーションを、丁寧に描いた温かい作品。アメリカの子ども番組に馴染みも思い入れもない私たちでも、人格者として万人に愛されたであろう人物に最適なキャスティングだと想像できる。
号泣を誘うようなあざとい感動劇ではなく、心の動かし方や、抱えている課題への向き合い方、人との接し方など、自分の日常にも影響を残すような、滋味深い言葉やシーンの数々が、心地よい。多くない登場人物の一人ひとりの人間性、感情、その表現もじっくりと丁寧に描いているから、終盤にはその全員に愛着が沸いてしまう。
教科書みたいな映画。時々思い出しては何度も観賞することになるんじゃないだろうか。
人生は夢芝居
すべて幸せの道へと通じるように仕組まれているし、それが人生の理なんですねー
ロジャースに会う前、会った後
主人公に起きた奇跡を考える時
それはとても口では言い表せないこころのカタルシスでした。
ありがとうございました。
カウンセラー必見、極上のセラピー
A beautxful day in the neighborhood、この原題の方が良いのではないですかね〜
インタビューを受ける側なのに、観察力が素晴らしい。
聞かれたら、答えるのではなく、ちゃんと文脈を考える。
相手の感情を読み取るところは、まさにカウンセラーのようです。
訓練をしたら、努力したら彼のように感情をコントロールできるようになるのたろうか。怒りに感情を任せてしまうことが、なくなるのだろうか。
1分間、黙って感謝の気持ちを思い出す時間を持つことで、感情が収まるのだろうか。
まさにアンガーマネジメントを受けているような映画でした。
トム・ハンクスは実在のミスターロジャースをみごとに演じきり、時としてトム・ハンクスが消えているようにも見えました。さすがです。
「言葉にできれば、人は対処できる」
素晴らしい教示です。
自分の感情と向き合うことの大切さを、TVショーを通じて語りかけたミスターロジャースに、会ってみたかったな〜
地味だけど沁みる
主な登場人物は、超人気子ども番組の司会者、雑誌記者、彼の母親を裏切った年おいた実父の3人の男性。主人公は記者で、評価を受けながらも取材相手に嫌われるほどの辛辣な記事を書くせいで仕事に行き詰っており、上司から子ども番組の司会者以外誰も取材させてくれないから、フレッド・ロジャースを取材して記事を書けと言われ、いやいやながら彼を訪ねる。突然ひょっこり現れた能天気な父親に苛立ち、その関係に悩む主人公の話をじっくり聞いてくれるスター。人格者である彼の態度にまた苛立ってしまう主人公。主人公がフレッド・ロジャースの家を訪問して、彼自身の息子達との単純でない関係を聞き、またその上で主人公をじっと見つめるシーンに涙。地味だけど良い映画だった。
親子の確執セラピー映画
アメリカで長いこと児童向けの番組の司会をしていたフレッド・ロジャースと、彼のことを取材した雑誌記者の交流を描いた物語。
日本だとロジャース氏のことを知ってる人は少ないかも。私も知らない人間の一人。だからトム・ハンクスの演技がどこまで似てるとかはわからない。むしろその番組の雰囲気は少し怖いとさえ感じてしまった。
でも移動する地下鉄の中でロジャース氏を見つけた子どもたちが彼の歌を歌い始め、みんなで合唱するくらいだからかなり有名なのは伝わった。
その上で取材したロイドの個人的な問題(父親との確執)を引き出して、解決に導くアドバイスを送る。完全なるセラピー。怒りをいかに抑えるかなんてアンガーマネジメントの助言もしたりして。でも、ロジャース氏は聖人でもヒーローでもないってことを示唆する終わり方がいい。
親との関係がさほど良好でない人は結構ハマるかも。地味だけどなかなかいい作品だった。
いい人とかいい話とか苦手な私もいい気分に浸った
今作は実話に基づくとのこと。
アメリカで1968年から2001年にわたって放送された子ども向けの長寿番組の司会者フレッド・ロジャース。私は彼のことも番組のことも全然知らなかった。
ロジャースは取材にきた記者ロイド・ヴォーゲルの抱える問題を感じ取り、ある意味ずけずけと距離を詰めていった。拒絶しようとするヴォーゲルもあがなえなかった。二人はお互いの家族を含め交流を深めることに。
私もあがなえなかったなぁ。いい人とかいい話とか極端に苦手なはずなのに何かいい気分に浸った。
トム・ハンクス、マシュー・リース、クリス・クーパー等の名演だけでなく、映像/色彩、音楽も特筆すべき上質な作品でありました。
懐かしい気分を損なわれませんでした
とっても懐かしい気分が損なわれませんでした。
正直日本の普通の映画ファンの方がどの程度この映画を受け入れていただけるのかとても懸念していましたが、トムハンクスの抑えた演技もありおおむね好意的なレビューが多くて安心しました。
私事ですが90年代初めに仕事の関係で家族と共に在米し、mister rogers neighborhoodは小生と家内のお気に入りの番組でありました。mister rogersの番組は小学校低学年以下を対象としていて、PBS (公共放送)で日に何度も放映されていました。語り口はとても穏やかで、日本に置き換えると尾木ママのような感じでしょうか(お姐言葉ではありませんが。)
渡米後、早口の米国英語を解するのは特に家内にとって大変な重荷でした。そんな中小さな子供たちにも優しくゆっくり語りかけ、また表現も平易であったmister rogersで、英語の勉強をしていました。今思い返すとmister rogersが繰り返した伝えたこと、例えばYou are special, that's what I like.などから、個性を大事にして、個々を尊敬するという米国人の基本的な考え方についても学んでいたのだと思います。
当時mister rogers好きを公言すると、米人の同僚たちからは、he is too corny. (古臭い、陳腐)とかネガティブな反応があり、あまり表立ってmister rogersのことを言い出せない雰囲気がありました。そもそも教育のある大人の見るものではないみたいな印象です。映画の中で記者がmister rogersをテーマにせよと命じられた時の反応が、よく当時の雰囲気を表しているのでしよう。
mister rogers役のTom Hanksがスタジアムジャケットを着させられてArsenio HallにインタビューされるシーンやOprah Winfreyに詰問されるシーンは、当時のmister. rogersのテレビ実出演部分にTom Hanksを置換えたForrest Gumpなどにもあった手法で再現されています。古臭く道徳を説くmister rogersは、当時のメディアからさらし者的な扱いを受けていたのだと記憶します。そんな場に招待されても自分のスタイルを変えずに落着いて反論していくTom Hanksによるmister rogersの姿の再現も感動的に受取りました。
多分ほとんどのアメリカ人が子供の時にmister rogersの番組を見て育ったことは間違いなく、映画でニューヨークの飛行場やマンハッタン、ピッツバーグの街をミニチュアで表現していますが、この表現がmister rogers neighborhood番組表現の再現になっているので、過去を思い出して、なんとも言えない懐かしい気分になりました。ちなみにタイトルバックの字体、配色もTVと同じ。TV番組の再現部分は昔のアナログTV/ビデオのように輪郭部分にモアレがあって、それだけでも昔ゴーストだらけのアナログTVでmister rogersを見ていた日々を思い出す仕掛けがいっぱいでした。
家内は出てきた挿入歌を全部歌えると感慨に浸っていました。Fred Rogersその人の功績については、ドキュメンタリーのWon't you be my neighbor?『ご近所さんになろう』に詳しいです。この映画をご覧になった方は、ぜひそちらを見て、本当のFred Rogersを知って貰いたいと思います。
優しい映画、楽しかった
インタビュー相手を冷たく描く雑誌記者が、子供番組の有名司会者とのインタビューで、自分を振り返る機会を得る話。TV画面に合わせたのだろう、四角い映画だった。
ホントは司会者フレッド・ロジャースの話なので、上記の超要約は、主題が間違ってる気がするな。ただ、記事の映画化なのだし、司会者を演じたトムハンクスは、アカデミー助演男優賞候補だったのだから、正しいのか。
ちょっと変わった映画だけど、全編、ほっこりする優しい映画なので、楽しめました。
「今のままの君が好き、そのままの君が好き」俺も、明日から、自分の家族にそう伝えます。ありがとう、フレッド・ロジャース!
神出鬼没
「聖人」まさに神対応。
ゆったり話し、言葉はなるべく少なく、相手を決して否定しない。
それはでもすごくむずかしい。
イライラして、カンシャクを起こすロイドの気持ちはすごくわかる。
ダメ父親と息子の問題は程度の差こそあれ、普遍的なもので、ハニーボーイを観て間もないので、余計沁みました。
怒りのコントロールは禅宗にも通じるものがありますね。訴訟大国アメリカだから余計に尊敬されるのでしょう。
パペット・マペット(懐かしいっ)のような人形の小道具をいつも鞄に入れて、ロイドのもとにこれという時に何度も現れる神出鬼没場面はちょっと怖かったデス。占い師&私立探偵&カウンセラー??? トム・ハンクスの熟練された演技は凄かったです。
幸せの〜、幸せの〜、幸せの〜 危うくスルーしそうになる酷い邦題
20076.トム・ハンクス演ずるフレッド・ロジャー氏が実に見事な狂言回し。ラストのピアノシーンが印象に残る。怒りを抱えながらも、それをコントロールするロジャー氏
ジオラマとスクリーンサイズ
フレッドはほんとに聖人であるかのように、ロイドの家族問題について見抜いてしまったようだ。どうしてわかるの?と思うくらい、的確に見抜く眼力は凄いものがあった。取材といっても休憩中の数分のみだったのに・・・
ロイドを中心としたありきたりの家族再生の物語ではあるものの、このヒーローとも言うべきフレッドの怒りを鎮める技術が功を奏した物語でもあった。「許す」「許さない」は本人の問題でもある。これを基本にまるで催眠術にでもかけられたかのように心が洗われていくのです。
しかし、終盤になると、あまりにも宗教色が強くて本当に洗脳されるんじゃないかとも感じてくるのも確か。怒りを抑えることが本当に善なのか?とも否定的に見てしまい、家族や近所の問題なら正しいのだろうけど、国レベル、地球レベルで考えたらどうなんだろう?確かに争いごとは減る。しかし、為政者がその力を得たら、とんでもないことになるとも想像できるのです。子どもの頃から怒りをコントロールすることによって、無批判になり、無気力にもなりかねない。従順で反抗しない国民として飼い慣らすことが可能なのです。
まぁ、そうは言ってもフレッドの心を見抜く能力は凄いし、帰った後ですぐに電話でアポを取るとか、写真を撮ったり、家族の名前まで覚えておくとかという付き合い方は営業マンなんかには必要なこと。人との付き合いにおいても大切なことを教えてくれるので、コミュニケーションとか“おもてなし”とか大切にしたい人には必見の作品かと思いました。
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