「イケてない邦題は罪よ、いやマジで。」幸せへのまわり道 Ordinary Guyさんの映画レビュー(感想・評価)
イケてない邦題は罪よ、いやマジで。
日本で公開したら絶対に見ようと楽しみに待っていたのに、邦題がダサすぎて上映していることに気づかず見逃してしまった作品。配信でやっと見れました。劇場で見たかったなぁ。もう、全ての映画を原題のままにしておいて欲しい。
丁寧に生きた人の、丁寧なコミュニケーションを、丁寧に描いた温かい作品。アメリカの子ども番組に馴染みも思い入れもない私たちでも、人格者として万人に愛されたであろう人物に最適なキャスティングだと想像できる。
号泣を誘うようなあざとい感動劇ではなく、心の動かし方や、抱えている課題への向き合い方、人との接し方など、自分の日常にも影響を残すような、滋味深い言葉やシーンの数々が、心地よい。多くない登場人物の一人ひとりの人間性、感情、その表現もじっくりと丁寧に描いているから、終盤にはその全員に愛着が沸いてしまう。
教科書みたいな映画。時々思い出しては何度も観賞することになるんじゃないだろうか。
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