「観ている間、落ち着いた時間が流れる」幸せへのまわり道 CinemaExpressさんの映画レビュー(感想・評価)
観ている間、落ち着いた時間が流れる
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事前情報もなく、主人公のフレッド・ロジャースも番組のことも知らず「上映最終日+レイトショー」だから、という理由で選んだ1本。
冒頭から教育番組ぽぃタッチだなぁ、
と思って見ていたけど、
大人へも、生きることでの大切なことを学ばせてくれる番組の姿勢、メッセージは伝わった。
鑑賞中は失速しているわけでもなく、滑らかで落ち着いた時間が過ぎている感じがした。
見終わったあと、みなさんのレビューを拝読して思ったこと。
・「許す」ことは「決断」すること。
→ふむふむ、たしかにそうだ。許すということは、心に余力がないとできない。
・1分間の沈黙で(怒りの矛先の)相手の良いところを思い浮かべる
→あの時間は不思議だ。劇場でつい、前のめりになってしまった。劇場がシーンとしていた。
・ラストの伴奏シーン
→フレッドは決して、余裕綽々の大人ではなく他の者と変わらない人間で感情の起伏(ストレス)はあるのだ。それが、プールに入ったりする行為。最後の低音「バーン」の行為は、そういうことなのか、彼自身の発散なのか…。聖人ではなく、我々と同じなのだ。
彼みたいな心の持ち主・上手な感情コントールできるオトナになりたい、と思ったね。
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