ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方のレビュー・感想・評価
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映画館のスクリーンで見るべき作品
殺処分寸前で保護した愛犬のトッドの鳴き声が原因で大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。料理家の妻モリーは、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心しました。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地。2人は大自然の厳しさに翻弄されながらも、そのメッセージに耳を傾け、命のサイクルを学び、愛しい動物や植物たちと未来への希望に満ちた究極に美しい農場を創りあげていった8年間を追ったドキュメンタリー映画です。 なんと言っても大自然と動物などの映像が素晴らしく美しい。スクリーンで見ないともったいない作品です。現代に生きる我々が知らない生態系のサイクルに気付かされます。大量発生した数万匹のカタツムリを食べまくる鶏、害虫として植物の葉を食べるアブラムシを食べてくれるてんとう虫、牛や豚や羊、鶏を食い荒らすコヨーテなどなど、現代の大量生産、大量消費システムを維持する為の大量の化学肥料、農薬散布などアメリカが作り上げてきた方法に対するアンチテーゼとしての素晴らしい作品です。
へぇー、そうなんだー、と思うこと多数。
自然と共生なんて理想的な生活を誰もが出来ればよいけど。 日々変化する自然に対応するのは大変。このドキュメンタリーでよくわかった。生物連鎖ってことも。 豚の出産はびっくりしたなー。あんな生まれるんだ。
自然の驚異の力に心が震えるデトックス・ドキュメンタリー
殺処分寸前で保護した愛犬の鳴き声が原因でアパートを追い出されるハメとなった夫婦が、愛犬が伸び伸びと暮らせる場所を作り、自分たちも本当に体にいいものを育て、食べていきたいという気持ちから始めた“究極の農場づくり”に迫ったドキュメンタリー。 作物が育たなくなった広大な土地を購入・開墾し、メンターとなった究極のエコ農法の指導者の下、8年かけて彼らが作り上げた農場の姿と、そこで絶妙なバランスでお互いを補完し、共存する動植物たちの姿は、自然が本来持っている驚異の力をまざまざと見せつけられる。 また、文字通り荒れ果てていた土地が、エコ農法で蘇っていく様子は、まるでゲーム「シムシティ」のプレイ画面を見守るような感覚もあって、何だか楽しいし、一体どのようにして採算を取っているのかも気になる! そして、料理家でもある妻が、自分たちが育てた作物を使い作る料理の数々も美味しそうだし、犬、豚、猫、鶏、牛、馬、鴨、etc…多数登場する動物たちのかわいい姿にも癒される(衝撃の展開もあるが…)。強く、美しい、自然の力に癒されるデトックス・ドキュメンタリーだ。
とにかく映像が綺麗
試写会で観させて頂きましたが、ただのドキュメンタリーだと思い油断していました。 良い意味で期待を裏切るものでした! ぜひ、多くの人に観て欲しいです。 癒されたい人、自然や動物が好きな人には特におすすめしたいです。 なんといっても映像が綺麗です!! 動物達の様子や、自然がよりリアルに伝わってきましたし、本当に自分もその場にいるような気持ちになれます。 また、日本では観られない動物や自然もたくさんみれるのも良いと思います。 皆自然に声が出てしまうような、笑いあり癒しありの美しい映画です。 ストーリーはドキュメンタリーでよくある、重苦しいものではなく、テンポよく、コミカルに進んでいくのがまた良かったです。 メッセージ性もあり、最後は観てよかったなと思える映画でした。
自然の美しさを改めて実感させられる
よみうりホールにて試写会鑑賞。
見終わった率直な感想としては、素直に自然の美しさを心から感じ、とても感謝の気持ちで劇場を後にできる。そんな作品だ。
ドキュメンタリー映画のため映されたもの全てが現実として受け取ることができる。
この作品で登場する動物達は決して家畜ではないため食肉として育てられてるわけではない。
自然の一部として動物達を半ば野性的に育てる事で、農作物を育てるためにも彼らが必要なんだと説明があった時はとても興味を引かれた。
彼ら動物の糞は大地にある土や草、そして農作物の栄養源となる。
そして農作物を育てる上では欠かせない害虫害獣の対策。それらを農薬などで防ぐのではなく、これらを駆除するのもまた動物達に任せるわけだ。
例えば農作物の葉を食べてダメにしてしまう害虫は鳥に任せ、時には売り物となる果実を鳥が食べ荒らしてしまう場合は、その害獣たちより更に大きい鳥たちが彼らを食べることで果実を守る。
時には果実をダメにしてまうツチネズミをヘビが、狼ががネズミを食する事で果実が守られる。
そうやって自然の生態に任せて農作物を育てあげたのがこの作品のチェスター農家のやり方である。
人為的なもので農作物を守り、育てることももちろん素晴らしいことだと思うが、こうやって自然に任せて作り上げるものもまた素晴らしく美しい。
作物を育てることは決して簡単な事ではなくいろんな困難に遭遇する。
しかし困難を解決する事は意外と簡単だったりする。害獣と思われていたものが害虫を排除してくれた様に、困難と思われていた事が困難を救ったりする。
そうやって自然というものは絶妙なバランスで支えあってできており、作中でも語られていたがそのバランスこそがまた完璧なんだと。
そんな自然の美しさや自然に対する感謝の気持ちを改めて感じさせてくれる作品だった。
ただ感謝するだけではダメだ。今日この日から自分も自然を大切にできる行動をしていきたいと心から思った。
タイトルなし
「自然と共に生きる」ことに本気で取り組んだ夫婦の映像作品 監督を務めるのはこのドキュメンタリーの主人公の1人であり映画製作者 テレビ番組の監督として活躍するジョン 妻モリーと共にApricot Lane Farmsをつくる そこで暮らし仕事をしながらの撮影 “夢”を追う8年間の奮闘が美しい映像美と共に描かれています . 自然環境問題・動植物を育て食べる 動物と暮らすということは生と死がそばにあるということ 生々しくも美しい映像に心が揺さぶられます この地球上で生きるということを再確認する為にも観ておいてほしい お子さんにも観てもらいたい とても素晴らしいドキュメンタリー映画
自然の美しさは完璧なバランスで成り立っている。
✨自然は完璧✨ まさにこの一言に尽きる。 人間の狭い視野では、決して分からない自然の美しさと過酷さが、たくさん詰まった映画でした。 監督はこの農場のご主人。 都会のマンション暮らしで、飼っている犬のトッドが近所迷惑なほど吠える事から、田舎に土地を買い長年の夢だった農場を作る決意を固めます。 土を一から耕し、少しずつ生き物を増やしていく、その地道な努力は並大抵の努力ではなし得ない事。 365日1日も休み無く、生き物の為に働き続ける姿は本当に凄い。 毎日大変ですが、そんなご主人を豚のエマちゃん、犬のトッドなど、個性的なキャラクターの生き物が癒してくれます。 こうして夢だった農業生活がスタートするのですが、やっぱり順風満帆にはいかないのが、自然の厳しさ。 生き物が生きるということは、何かを犠牲にしなければならないということ。 生物は、お互いのバランスを保ちながら、持ちつ持たれつの関係を保っていることを忘れてはならない…。 カタツムリが木の枝を食べてしまっても、池に買っている鴨がカタツムリを食べてくれる。 飼っている鶏を食べるコヨーテだって、土壌を荒らすホラネズミを食べてくれる救世主。 この世に害獣なんて1人もいない。 人間が、自分の勝手な都合で、その生き物を害獣だと決め付けているということを自覚しなければならないですね。 大自然を相手にしていると、人間のちっぽけな力じゃどうにもならないことはたくさんある。 でも、そこで動物たちに助けを借りたなら、どんな困難も克服できるんだってことを学びました。 1年ごとに成長していく農場の変化は、観ている人たちの心をワクワクさせてくれる要素でいっぱい。 荒れた大地が8年かけて実り豊かな農場に生まれ変わっていく姿が本当に素晴らしかったです! この映画を観ていたら思い出しました。 今、オーストラリアでは、たくさんの動物たちが山火事で傷ついています。 まだまだ、再生に漕ぎ着けないのが現状ですが、何十年、何百年と時間をかけて、また緑豊かな大地を取り戻してほしいと願っています。 最後に。 この映画の配給会社は、アカデミー賞を受賞した『パラサイト』も配給しているとのこと。 目の付け所が鋭い、まだまだ伸び代のある会社なんだそうです。 今後の作品に期待したいところです! そして、もう一つ朗報。 豚のエマちゃを主役にした、次回作を作成中との事。 完成が楽しみです(^^) とても、素敵なネイチャー系映画をありがとうございました(o^^o)
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