「癒されまくり」ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
癒されまくり
監督&主演の John Chester はもともと動物写真家なので、動物、植物、昆虫の映像がもの凄く素晴らしかったデス。
これが本当の生態系。
カルフォルニア州南部の何十万ヘクタールの荒れ果てた土地を買い、師匠と呼ぶべきオジサンの助けを借りて、天災にも強い大地を作りあげたことに感動。
師匠のおじいちゃんは癌で死んでしまう直前までアドバイスをくれる。何年も後のことまで予言して、肯定してくれる。鉄腕DASHの明雄さんを思い出してしまった❗
耳慣れないけど、大切なキーワードは
被覆植物。
普通、雑草扱いで、農薬撒いてしまうけど、出ました!
合鴨。
土壌改良の主役にまずはミミズファームを作り、液体肥料を自作。
🎵ミミズだーって、オケラだーって、
豚、羊、牛、犬、猫、鶏、鴨などの家畜のみならず、自然の動物、ネズミ、リス、コヨーテなどの害獣にも生態系の主役としてできるだけの愛を注ぐ。ネズミ対策には面ふくろう、鷹、ハエには鶏、カタツムリには鴨、アブラムシにはてんとう虫。まるまる便所虫など虫、バクテリアも含めてすべて自然の生態系によるバランスの完成が大事であることを7~8年かけて証明してくれる。
音楽はカントリーミュージックのバンジョーやバイオリンを動物の鳴き声に合わせて挿入する凝った作り。
奥さんがきれいで、スタイル抜群なのが私的にはマイナスポイントですね。
保健所で屠殺処分になるはずのドットを飼うことから始まるヒューマンドラマであり、掛け値なしのドキュメンタリーであり、多くの協力者を得て成し遂げられたパラダイスで、ムツゴロウ先生も脱帽だと思います。
山火事がファームまで来なくて、ホントに良かった。生まれた子供も可愛かった。
ブルーベリーたくさん食べて、
I have one っていうのが、無邪気なわざとらしさ?で、可愛かったな~
でも、その土地はもともと先住民の土地だったわけだから、手放しでは喜べない人もたくさんいることを最後に言っておきたいと思います。