「生と死という【役割】」ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 トニーさんの映画レビュー(感想・評価)
生と死という【役割】
広大だけど荒れ果てた土地を開墾し動物と共生を図り農場を創出する物語。8年という歳月は文字通り苦難の連続だったであろう。この映画は一部しか語られていないが、実際もっと苛烈を極めたであろう。
とにかく映像が全編美しいが故に動物の生態系の成り立ちが完璧であることの残酷さが際立った。
この映画では、動物の生態系を【完璧に成立している各々の役割】というような言い回しで表現している。各々がより強い生物に食され時に排泄物が肥料になる循環、その【役割】のあまりの生々しさにハッとさせられた。素晴らしい映画でした。
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