「ひたすら美しい二人」ロニートとエスティ 彼女たちの選択 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすら美しい二人
クリックして本文を読む
化粧ど素人の私には、眉毛を整えてる以外何も手を入れていないのでは?と思うほどスッピンにしか見えなかった二人のレイチェルの美しさに、ただただため息をつくばかりです。
禁断の恋の魔力に抗えない恋人たちが、遂に精神的自由を勝ち取る。
たぶんストーリーはそれだけです。なのに全然飽きることなくスクリーンに釘付けとなります。
絵画や彫刻の好きな方が、同じ作品を何時間眺めていても飽きることがない、という感覚を死ぬまで獲得できないであろう、美術センス皆無のわたしですが、もしかしたらこの映画を鑑賞してる間の恍惚感(漢字から受ける印象よりは軽めですけど)はそれに近いのかもしれない、と思いたくなるほど静かに深く官能的でした。
【余談】
ロンドンにあれだけの規模(に見えるように工夫した演出なのかもしれませんが)のユダヤ人街があることを初めて知りました。スマホを使うシーンがラスト近辺まで無かったので、時折、これは現代の話ではないのかな、と錯覚するほど、閉じた空間であることが感じられ、テーマの重さがしっかりと伝わってきました。
ユダヤ教の安息日は土曜日と聞いてますが、映画を観に行くのは律法的に許されるのかな、などとつまらないことを考えてしまいました。
コメントする
カールⅢ世さんのコメント
2020年2月18日
琥珀さん、
初めまして
コメントありがとうございました。
琥珀さんのレビュー、見つければ読まさせてもらっております。格調高いのが多いので、ちょっと敷居が高いです。
こちらこそ、宜しくお願いします😅