劇場版 DEEMO サクラノオト あなたの奏でた音が、今も響くのレビュー・感想・評価
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音楽だけで映画の欠点を克服することはできなかった
本作は人気音楽ゲームのアニメ映画らしいが
まったくゲームのことを知らないので
知識はまったくないままで映画を観ました
本作のストーリーは
記憶を無くした少女のアリスが
お城に窓から降ってきて
Deemoと出会い
アリスを元の世界に返すために
ピアノの旋律で成長する樹を育てるお城の中のストーリー
そして、現実の世界で
成長したアリスが暮らしている話が
交互に展開される
そして、ピアノで成長した樹に登っていくと
真実が明らかになる
という感じである
まず、作画のCGが個性的で
予告編だけを見ると
それだけで人を選ぶ作品かなと思ってしまう
しかし、作中ででてくる本物の猫(ミライではない)
は作画だけ普通のアニメなので
意図的にこういうCGにしているのかなと思った
ただ、ストーリー的に
鍵を抜くと、いろいろ動き出すギミックがあって
アクションシーンになったりして
ストーリー的によくわからないところも多かったが
設定的に細かいことを考える必要はないのかもしれない
音楽はよかったと思うが
ストーリーのせいか
音楽に没頭できるシーンはそこまでなかったような気がする
特にクライマックスについては
音楽に浸れる感じがあまりなかったように思う
ただ、原作ゲームをまったく知らないで観た感想なので
原作を知っていると評価がもっと違うかもしれません
不思議な映画体験
試写でバルト9で観ました。
ストーリーもわかりやすく、苦手な3Dアニメーションで、正直あまり期待していませんでしたが、評判どおり音楽が心地よく、不覚にも感動してしまった。
なんだか、不思議な映画体験でした。
公開したのでまた映画館の大スクリーンと7.1chの音響設備で、小学生の子どもと一緒に観ようかと思います。
原作ゲーム[は]とても素晴らしいです
初代の原作ゲームはクリア済み、それなりにやり込んでいました。ラストリサイタルや2は未プレイです。
今回の映画化は楽しみにしていましたが、情報が解禁されて、思ったよりCV声優さんの数が多く「おや?」と言った思いを持ちつつも、予告でANiMaも流れたし、それが劇場サウンドで聴けるだけでもいいかなと劇場にて鑑賞。
結果
大いに期待を裏切られ、久々にちょっと怒りまで感じてしまいました。劇場を後にしたあと、すぐにAragamiを聴いたのは言うまでもありません。サブタイトルが長くてダサい作品は外れが多いのでしょうか?
少なくとも僕のように原作のあんな曲やこんな曲が劇場で聞けたらいいな!と思ってる方はちょっと鑑賞を考えた方が良いかもしれません。。
また、この作品を観た原作未履修の方、Deemoってこんなもんか、みたいに思わないでもらえたらなと思います。原作では、もっともっと沢山の感情豊かな楽曲やイラストに彩られ、台詞は殆ど無いのに映画よりも深くストーリーに没入出来るかと思います。
↓↓以下、ネタバレ含む原作プレイヤー主観の感想です↓↓
まず気になったのは冒頭、本編前(←!)に流れるロゴの場面。ポニキャ→SIGNAL.MD、そして最後にRayarkのロゴが流れるんですが、まさかのRayarkのロゴだけ最後音の余韻がバツっとブツ切りにされます。
えっ、音楽ゲーム原作で世界観大事にしてる作品の映画化で、しかもRayarkのロゴを音ブツ切り?大丈夫なの?
と思わされます。結果はやはり大丈夫じゃありませんでした。
さて、本編です
プレイヤーとしては、ここでゲームのOP曲なんかが流れながら本編始まったら最高だななんて思ってましたが勿論そんなことはありません。
予め言っておきますが、今回出てくる原作楽曲はほぼ予告編で全て出ています(テロップ含)。そして使われた曲達も雑な感じの使われ方(後述)されている印象を受けるものが多かった印象です。
雨の中、野良猫(?)がピアノの音(ラ・カンパネラ)の鳴る方へひたすら歩いていきます。Deemoの世界ではなく現実のようです。すぐにあれ?と感じます。なんか妙に音数が少ない…最初は「演出かな?」とも思ったのですが、作品の最後まで音数の少なさ、単調さが際立って感じました。何でもかんでも効果音をつけろなんて勿論言いませんが、これはもう手抜きって言えるくらいショボいのでは…??
CV声優さんの多さで勘づいた方もいるかと思いますが、物語をセリフで展開させようとする節が至る所に見られます。セリフなんて殆どない原作のファンからしたら、正直原作の世界観を壊しているようにすら感じます。
今作では猫のぬいぐるみやくるみ割り人形、においぶくろが喋り動き回ります。彼らに説明させ、動かせないと物語を進められなかったのでしょうが、原作プレイヤーからすれば、それは演出や脚本の力の無さを露呈しただけなように思います。原作なら主人公とDeemoと仮面の子の3人と、楽曲イラストや時折挿入される短い映像だけで充分物語が進んでいる事を理解出来たのですから。
そしてこの作品の肝でもある、Deemoのピアノ演奏シーンですが…
・ピアノの音に魅力を感じられない(演奏技術というよりは、録音、MIXの問題?もしくはシアターの設定でしょうか?)
・楽曲から受ける印象をキャラが勝手に単純な言語化をする(楽しい曲、優しい曲など)
・Deemoの演奏してる手や指の動きがなんかエイリアンぽくて正直気味が悪い(
・ピアノの演奏の音と指の動きが合っていない箇所がとても多い…これはDeemoだけじゃなく、現実世界での演奏シーンでもズレてるところがそこそこあります。
新劇エヴァでカヲル君の演奏シーンをあれだけしっかり作られていたのを観ているだけに、今回のはちょっと酷いだろと思わざるを得ないです。あれこの作品、ピアノ演奏が主軸の作品じゃなかったっけ???
「綺麗な音」って言わせるならそう思わせる音作りをしてほしかったなと思います。
Leviathanの演奏シーンでは、弾いていくうち狂気に満ちて嵐の中演奏を続けるDeemoが描かれます。
おっ、大好きなボス曲その1が来た!この時点で結構胸の内がモヤモヤしてる中、回復地点になるか?
…あんまり回復はしませんでした。やっぱりちょいちょい映像(指)と音ズレてるし、嵐の音はうるさいし、狂気のDeemoは狂気と言うよりは感情のない暴走ロボットの様な感じ…。合間合間にはキャラクター達が色々言っていますが、それが楽曲の良さを壊し冗長にしているように思えてしまいました。カット割もよくある感じだけどカッコいい演奏として見せる気はあまりない印象。狂気なのにカッコいい演奏を観たかったなぁ…
嵐を起こす程の狂気な演奏後、大泣きするアリスを見るDeemo。あ、演奏終わったら普通に素に戻るんですね。。
色々あって大きな鍵付きの扉までたどり着く一行。想像してたけど、やっぱりEntranceなんて流れないよね!知ってた知ってた。
その後、大きな歯車のある場所で鍵を手にするアリスとセリア。するとその場所が崩壊し始めるので急いで脱出しなきゃ!となります。
さぁ待ちに待ったANiMAがバックで流れ始めます。Dreamと9.8以外あんまし原作楽曲いい使われ方してないし期待したくないけど、やっぱり胸が躍ってしまうANiMAの前奏。ほんとは演奏してる所を観たかったけど、仕方ないか。おー盛り上がってきた!脱出出来るか?さぁ音楽は後半たたみかけるとこがくるぞ!えっ!ここで音楽そんなに下げちゃうの!?ちっさ!むしろギャーギャーうるさ!SE大きい!ここはANiMAに任せて突っ走ってくれよ!どうしてボリューム極端に上げ下げするの!音楽全然楽しめないよ!うわ終わっちゃった…何これ…
思った事そのまま書いてしまいましたが、ほんとそんな感じです。ANiMAを劇場サウンドで聴きたくて観たいという方、くれぐれも覚悟してください…
最後、出口へ行ける床(?)が現れてアリスが上へ行く最中、ピアノを弾きながらDeemoの正体が現れるのは原作通りです。
が、その手前のアリスとDeemoが階段で分かれるところ、それでいいの?監督は原作ゲームでFluquorフルコンなんて絶対していないのでしょう。。あのイラスト使わないなんて事あるんですね…逆にビックリです。まぁFluquor流れなかったしね…
ダラダラと書いてしまいましたが、原作への、特に楽曲へのリスペクトが全然感じられない作品でした。映画オリジナルの、梶浦さん楽曲は全部いい感じに使われてるのに何でしょうねこの違いは。お話も、蛇足が多い割に原作で描かれてた事をしっかりと描くつもりはない感じ。サウンドは終始微妙。なんならエンディング曲はオリジナル曲のみで、Deemo Goodbyeなんてカケラも流れません。
今作のメインスタッフは、一体どれくらい原作をプレイしたのでしょうか。というかそもそもこれ、RayarkからDeemoの使用権だけ得ておいて、Ming Yang達の意見なんて何一つもらってないし反映もしてないんじゃないでしょうか?そうじゃなきゃ、よくこれでOK出したねRayark!てなりますよ。。
良かった事を挙げるとすれば、主人公CVの竹達さんがゲームから続投してくれている事、原作ゲームで見た色々な場所の背景が沢山出てきてくれた事。くらいですかね?なので星1.5です。
悪い事は言いません、原作ゲームをプレイしましょう。その方がよっぽど心動かされます。原作ゲームは星5です⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
DEEMOプレイヤーはぜひ劇場で!
7.1chの劇場で鑑賞。DreamやNine Point Eightなどゲームでプレイした懐かしい楽曲を(管弦楽などアレンジされてはいるが)映画館のサウンドで聴けるチャンスだと思う。声優陣も豪華で、特にミライはずっと喋ってても違和感ないし、かわいい。
良いところも悪いところも
アプリが好きで見ました。
キャストさんや音楽は気合が入っているなと感じるほどの完成度で見ていて心地よかったし、大切な場面では問答無用で心が動かされるような演出の数々が素晴らしかったです。
ただ、人によってはイマイチかなと感じるシーンがいくつかあったように思います。(ネタバレにならないよう詳細は省きます。もしかしたら見たけど気になるところなんてないよという方もいるかもしれません。)
特に、私は予告編の時からANiMAという楽曲を映画館で聴くことを楽しみに足を運んだのですが、ANiMAが流れるシーンで登場キャラクターはかなり喋るし、激しいシーンなので大きな効果音がでるしでANiMAがしっかり聴けなかったことが残念だったなあと思います。
(ストーリーの構成上、仕方ないかもしれませんが)
それでも、元々Deemoが好きな方はゲームでプレイした曲を劇場で聴けるのは楽しいと思いますし、(原曲ではなくアレンジがされていますがとても良かったです!)知らない方でも映画自体それほど長くないので見やすいと思います。
なによりDeemo特有の不思議で神秘的な世界観は好きな人も多いと思います。
制作に関わった方々、お疲れ様でした。
音楽に圧倒されました
元々、梶浦由記さんの音楽が好きでこの作品を観に行きました。
結果から言えば、劇場で鑑賞する意味のある作品でした。
梶浦さんが制作した主題歌(あと劇中歌?)を目当てとしつつ、他の音楽もとても印象深かったです。
梶浦さんは主題歌制作ということだったので他の劇中歌などは知らず、鑑賞後に調べてみると音楽ゲームが原作でありつつ、音楽性を強く意識して制作されたそうで日本でもオーケストラコンサートが開催されるほどとのことでした。
原作ゲームの音楽も聞いてみましたが、映画のものとはアレンジが違っているようで、劇場の環境で聞く価値がありました。サブスクで配信しているものを聞いてから改めてまた劇場に行こうと思います。
ただ、ストーリーは人によって好みが多少分かれるかと思いました。個人的には好きでしたが。
DEEMO、名曲の数々をぜひ劇場で!
DEEMOはずいぶん前にプレイ済みです。
期待していたDEEMO曲が劇場クオリティで体験できる、音楽映画としてとても満足できました!
ゲームでは語られていなかった要素が、
劇場アニメとしての新しい解釈やキャラクターを織り交ぜて構成されており、
DEEMO未プレイの視聴者にも向けて、とてもよくまとまっています。
独特な実力派のキャスティングと耳が喜ぶ音楽映画
人気リズムゲームの映画化作品。
ゲームをプレイしたことはありませんが、濱田岳・渡辺直美・イッセー尾形・松下洸平といった独特なキャスティングに惹かれて鑑賞しました。予想通り、声でも演技ができる実力派ならではの演技力。複雑な伏線回収や人間の深層心理の闇を暴く作品が多い中、鑑賞後前向きに生きる活力を感じることのできる素直な物語。
特筆すべきは音楽映画と謳っているだけあって、物語のほぼ全編にクラシック調の壮大な音楽が鳴り響き、喋らない主人公ゆえの感情の起伏や情景を緻密に計算されて音楽で表現しているのではないでしょうか。
リズムゲームの映画化というところでゲームミュージック的なサウンドトラックを想像していただけに、嬉しい誤算の見応えというか聴き応えでした。
並外れた歌唱力を持つ主題歌を歌っているのが15歳というのも驚き。
変な表現ですが、耳が喜ぶ作品です。
音楽で泣いた
パンフを読んだら監督が「音楽のライブに行くような気持ちで劇場で楽しんで」と書いていたけど、まさにそんな映画。ストーリーに複雑さはない。セリフもなくて音だけのシーンも多いんだけど、むしろ其れが音の凄さに集中できて楽しくなる。7.1chの音を浴びて感情が昂ぶる。悲しい涙も出るし、音楽でも泣ける。隣の席の親子連れの少年が音が切れた瞬間に毎回ポップコーン食べる絶妙なタイミングに唯一笑った。
観賞後、言葉がでてこなかった
原作のゲームに思い入れがある。雰囲気を重視しているRAYARKがよく許可したなと感じた。音楽を聴ければ満足な人はまだ良いが(個人的には原曲の方が好きだったが)ストーリーを楽しみたい人は覚悟した方が良いと思う。思い出が崩れていく。早く忘れたい。
全32件中、21~32件目を表示