劇場公開日 2020年3月13日

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「ドラン監督の独りよがり」ジョン・F・ドノヴァンの死と生 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ドラン監督の独りよがり

2020年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ジョン・スノウことキット・ハリントンとジェイコブ君が出演する映画なので楽しみにしていたんですが、全く話に入り込めない。まず、ジョンどういう心の傷を持っているかわからないし、最後まで明らかにされない。母親との関係もよくわからない。アル中?の母親が問題なのか、ジョン自身に問題があるのかさっぱりわからない。

 ルパートとジョンの手紙のやり取りもルパート自身の口で語られるだけで、ジョンが手紙を書いているシーンすらない。それにスターのジョンが性的な嗜好を11歳の子供に打ち明けるとはとても信じがたい。監督の独りよがりとしか思えない。

 全編にわたって意味もなく近接ショットを多用していてストーリーに集中できない。ど近眼になって人の顔を覗きこんでいる気分になる。その上ショットの切替も多く気分が悪くなる。

 脇もキャシーベイツで固めているのにもったいない。前衛的とか芸術的とかでなく完全に失敗作だと思う。

 ジェイコブ君の演技はさすがだったけど。

bion
Bacchusさんのコメント
2020年3月16日

私はリヴァー・フェニックスが頭に浮かびました。
リヴァーフェニックスは自宅じゃないですけどw

Bacchus
グレシャムの法則さんのコメント
2020年3月14日

著名ジャーナリストならではの、なんらかの〝普遍的な視点〟のようなものとの共鳴にも期待してたのですが、何もなかったですよね?

グレシャムの法則