劇場公開日 2021年7月8日

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「スカヨハの超人役もそろそろ見納めかな…と思いながら観賞」ブラック・ウィドウ kazzさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スカヨハの超人役もそろそろ見納めかな…と思いながら観賞

2021年8月3日
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鑑賞方法:映画館

前提として、自分はMCUについて行けていない人間だ。

“エージェント”ロマノフ待望のソロ作品が、やっと公開された。

本作はシビル・ウォー後が舞台。だから、ナターシャ・ロマノフは追われている(みたいだ)。
だが、描かれるのは彼女の過去の因縁との戦いで、このため子供の頃が大雑把に見せられる。
最強のエージェントとして育成される過程が描かれるのかと思ったが、それはなかった。
子宮を取られるみたいなエグイ話はあったが。
かつてミッションのために形成された疑似家族があったことが示され、彼らが再集結してチームとなって体制に立ち向かうという、ありがちだが胸踊る設定だ。
スパイ映画らしい味付けも見せながら、畳み掛けるアクションで物語はトントンと進んでいく。
ただ、今回のバトルアクションは、彼女がゲスト出演した過去作品で見せた小道具を使ったバトルとは少し趣が異なっていたように思う。
よりダイナミックになったと言うべきか。

クライマックスの空中要塞崩落の中での戦いは、スピード感と迫力があって正に見せ場。
落下しながらのアクションにはアイディアが満載で面白い。

悪党のオッサンがフェロモンでコントロールするというのは、ちょっと気持ち悪い設定だが、それの対抗策が笑える。

そもそもだが、パブリシティーのとおり彼女がアベンジャーズに加入した知られざる理由…が描かれていたのだろうか?
そこはちょっと読み取れなかった。

ブラック・ウィドウ役のオーディションのニュースを読んだときには、スカヨハから若返りを図るのかと思ったが、フローレンス・ピューが演じたのはナターシャの妹ブラック・ウィドウだった。
そして母ブラック・ウィドウにレイチェル・ワイズという嬉しい配役。

決戦を終えた最後、ナターシャも一緒に飛行機に乗って行っちゃえばよかったのに…と、思ってはいけない。

お決まりのエンドロール後のお楽しみは継続。
エンド・ゲームのその後が展開することになるのだろうか…
折しも、スカヨハがディズニーを提訴したニュースが伝わっているが、物語の内外含めて目が離せなくなってきた❗

kazz